■テールライトとほぼ同じ高さに六角形のデュアルエキゾーストパイプが配置
ランボルギーニは、フラッグシップモデル「アヴェンタドール」を2021年内に生産終了しますが、その後継モデルの市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
アヴェンタドールは、2010年に生産が終了した「ムルシェラゴ」後継モデルとして2011年に発売、6.5リットルV型12気筒エンジンを搭載し、最高出力700ps・最大トルク690Nmを発揮しました。
2021年内生産終了に伴い、1月には日本限定モデル「ジャパン・リミテッドエディション」が発売されています。
イタリア・サンターガタボロネーゼ工場エリア内で捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュが施されているものの、地を這うほど低いロングノーズを装備、フロントウィンドウから繋がる綺麗なラインが見てとれます。
側面にはシザーズドア、コンパクトなサイドエアインテーク、ドアに取り付けられたサイドミラーが確認できます。
後部では、テールライトとほぼ同じ高さに六角形のデュアルエキゾーストパイプが配置、内部には一対の円形パイプが見えます。
これはトラックに焦点を当てた「アヴェンタドールLP770-4 SVJ」、限定生産の「SianFKP37」、トラック専用「EssenzaSCV12」よりも高い位置です。
予想されるパワートレインは、ミッドマウントされたV型12気筒と電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドで、「ミウラ」「カウンタック」「ディアブロ」「ムルシェラゴ」、そして「アヴェンタドール」と受け継がれた、ランボルギーニ6番目のV12搭載モデルとなります。
ランボルギーニCEOである、ステファン・ヴィンケルマン氏は、「テクノロジーは異なり、全く新しいエンジン、駆動列、バッテリーを搭載。すべてが新しい新世代フラッグシップモデルになります」と語っています。
ランボルギーニでは、2022年にSUV「ウルス」改良型を導入、2023年にアヴェンタドール後継モデル、2024年までにはPHEVのウラカン後継モデルを投入し、最新ラインアップの電化が完了する予定です。