■通算19回優勝の王者、2023年ル・マン復帰! 4連覇中トヨタへ最強のライバル
ポルシェは2023年からル・マン24時間レースに復帰しますが、参戦する新型ハイパーカーのティザーイメージを世界初公開しました。
1923年から継がれるル・マン24時間レースにおいて、ポルシェの優勝回数はアウディの13回を上回る19回と圧倒的な王者となっています。
しかし、フォルクスワーゲン(VW)のディーゼルゲートスキャンダル(排ガス測定不正事件)の影響から、2017年シーズンでル・マン24時間レース撤退を余儀なくされました。
そして翌年2018年にトヨタが悲願の初優勝を成し遂げると、2021年シーズンまで4連覇を達成、ついにトヨタ vs ポルシェの最終対決が実現します。
参戦するのは2021年に設定されたLMハイパーカークラスではなく、LMDhクラス。
このクラスの参加チームは、ダラーラ、マルチマティック、リジェ、オレカなどの承認されたサプライヤーから、レースカーのシャーシなどを購入。スポンサーチームが内燃エンジン、ボディ、ハイブリッドシステムなど重要なコンポーネントを提供することにより、参加チームは駆動系とエアロテクノロジーを開発しながらコストを抑えることができます。
ポルシェ・モータースポーツのマネージングディレクターである、トーマス・ラウデンバッハによると、「パートナーのペンスキーと協力して、新しいLMDhプロトタイプの開発に取り組んでいるほか、シャーシメーカーのマルチマティックと常に緊密に取り組んでおり、2023年のコンペティションデビューに向けて、最適な準備ができています」と述べています。
2023年には、アウディも24時間レースに復帰する予定で、トヨタ、アウディ、そしてポルシェと壮絶なレースが楽しめそうです。