■メルセデスがこれまでに製造した最も効率的な電気自動車になるよう開発
メルセデス・ベンツが世界初公開を目前に控える「ビジョンEQXX」が、早ければ2023年にも市販化される可能性があることがわかると同時に、その最新ティザーイメージをリリースしました。
最新画像では、非常に滑らかなルーフラインを持つ4ドアクーペであることがわかります。
そのルックスは2015年フランクフルトモーターショーで初公開された「コンセプトIAA」を彷彿させる形状ですが、リアオーバーハングはそれほど長くは見えず、フェンダーもはるかに鮮明で 、フロントガラスはコンセプトモデルより若干直立しています。
同社では、「メルセデス・ベンツがこれまでに製造した最も効率的な電気自動車になるよう開発されました。抗力係数はEQSを上回ります」と語っています。
EQSの抗力係数はブランドの中で最も低い0.20であり、その動力性能は過去最高となりそうです。
また、ヴィジョンEQXXのバッテリーエネルギー密度を、同ブランドの主力EVと比較してさらに20%増加させることもわかっています。
メルセデスAMGフォーミュラワンの高性能パワートレイン部門が開発に関与、航続は驚異の621.4マイル(1,000km)と噂されており、市販化されればブランドラインアップの中でも従来のモデルとは一線を画する、新たな路線の開拓となりそうです。
EQXXのワールドプレミアは2022年1月3日(月)ですが、コンセプトIAAにどれだけ近いか注目されると同時に、同社がEVに移行し続ける中で、電動化の取り組みにおけるブランドの次のステップをプレビューすることになるはずです。