ヤマハ発動機の産業用ロボット製品「Robonity(ロボニティ)シリーズ」に、新製品のロッドタイプが登場

■ロッドタイプ「LBAR /ABAR」は、リニアガイド内蔵の高剛性仕様

ヤマハ発動機は、約40年になる産業用ロボット事業を展開しています。2021年12月2日、ロボティクス事業の産業用ロボット製品「Robonity(ロボニティ)シリーズ」(Basicモデル)に、新製品のロッドタイプを追加したと発表しました。

「Robonity」は、robotとinfinityを合わせた造語で、豊富なバリエーションをそろえるシリーズという意味を込めて命名されているそう。

ヤマハ発動機
モータレス単軸アクチュエータロッドタイプの「LBAR」

さらに、既存のスライダタイプに、高さを抑えた薄型モデルが追加され、12月2日から順次発売されます。

「Robonity」シリーズのラインアップは29機種になり、商品選択の幅がさらに拡大することになります。「Robonity」シリーズには、使い慣れたモータやドライバが使用可能な「モータレス単軸アクチュエータ」と、ロボットポジショナ「EP-01」とセットにした「単軸ロボット」が用意されています。

また、高剛性、コンパクト、ローコストという三拍子を備えた「Basicモデル」と、高精度、高耐久性、クリーン仕様標準対応が特徴の「Advancedモデル」からニーズに合わせて選択できます。

ヤマハ発動機
単軸ロボットスライダタイプ薄型の「ABAS12」

新たに、Basicモデルに追加されるロッドタイプは、モータレス単軸アクチュエータ「LBAR」と単軸ロボット「ABAR」。

主な特徴として、リニアガイド内蔵仕様により、ラジアル荷重が掛かっても直進性を損なわない剛性の確保があります。さらに、ロッド不回転精度±0°の高精度を実現。従来機比約65%というコンパクト化により、装置のダウンサイジングに貢献します。さらに、最長800mmのロングストロークにも対応。一方のスライダタイプには、薄型モデルのモータレス単軸アクチュエータ「LBAS12」と単軸ロボット「ABAS12」が追加されます。

設計が見直され、高さを抑えたことで、高い安定性を実現したそう。直交ロボットのX軸用に最適で装置のダウンサイジングにも寄与します。

●ロッドタイプ
・モータレス単軸アクチュエータ「LBAR」:6万8640円
・単軸ロボット「ABAR」:オープン価格

●スライダタイプ薄型
・モータレス単軸アクチュエータ「LBAS12」:12万7930円
・単軸ロボット「ABAS12」:オープン価格

塚田勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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