■空の色と高速走行によりブレーキキャリパーが赤く鮮やかに光っているよう!
BMWは現在、ハードコアモデル「M3」史上初となる派生ワゴン「M3ツーリング」を開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
今回目撃した2台のプロトタイプは、どちらもナンバー「2288」を付けています。実はこの「2288」プレートは、これまでも異なるプロトタイプが付けており、BMWが複数の車両に同じナンバープレートを使用していることがわかります。
あたりが暗くなってから現れたプロトタイプは、カメラマンにより何かの撮影中とみられます。カモフラージュされているプロトタイプのため、CMやカタログ撮影ではなく、ティザーイメージの撮影の可能性もありそうです。
また、高速テスト中のプロトタイプは、暗がりの中の高速走行によりブレーキキャリパーが赤く鮮やかに光っているように見えます。
また「M3 セダン」と同様に巨大キドニーグリルやアグレッシブなフロントバンパー、後部ではL字型テールライトやクワッドエキゾーストパイプを装備、長いルーフとDピラー以降がツーリング専用デザインとなっています。
M3セダンのパワートレインは、3.0リットル直列6気筒「S58」ツインパワーターボエンジンを搭載、最高出力480ps・最大トルク550Nmを発揮、またコンペティションでは最高出力510ps・最大トルク650Nmを発揮します。
一方ツーリングは、四輪駆動の「xDrive」を採用するコンペティションのみの設定になるのか、後輪駆動のベースモデルと両方をラインアップするかは不明で、トランスミッションは8速Mスポーツトランスミッションが予想されていますが、3ペダルも期待できるといいます。
ニュル入りしたM3プロトタイプは、公式ラップを公開する準備をしており、2017年にメルセデス AMG「E63 S 4Matic+」が記録した7分45秒19の更新を狙っている可能性もありそうです。
M3ツーリングのワールドプレミアは、2022年後半と予想されます。