■2シリーズ アクティブツアラーを支える「UKL/FAAR」プラットフォームの進化版を採用
BMWが現在開発を進めるエントリー・クロスオーバーSUV「X1」次世代型プロトタイプがニュルで初の高速テストを開始しました。
キャッチしたプロトタイプは、全体的にカモフラージュが残るものの、プロダクション用のLEDデイタイムランニングライトやテールライトを装備、そのデザインの一部が確認できます。
また「M3/M4」のような縦基調の大型グリルではなく、ワイドなキドニーグリル、強い傾斜を持つリアウインドウ、際立つフェンダー、角張ったホイールアーチなどのディテールも見てとれます。
市販型では、2シリーズ アクティブツアラーを支える「UKL/FAAR」プラットフォームの進化版を採用、駆動方式は前輪駆動ですが、パフォーマンスのバリエーションでは全輪駆動となります。
次世代型には「iX1」と名付けられるであろう、フルエレクトリックモデルやプラグインハイブリッドバリアントが設定されることがほぼ確実ですが、このプロトタイプは燃料口が1つしかないほか、電動開発車両に必須のイエローステッカーもないため、従来の内燃ドライブトレイン(ターボチャージャー付き直列3気筒、あるいは4気筒)を搭載しているようです。
キャビン内は、第2世代の「2シリーズ アクティブツアラー」と同様のミニマリストインテリアを備えます。そこには新設計の3スポークステアリングホイール、自立型タッチスクリーン・インフォテインメントユニット、デジタルインストルメントディスプレイ、無駄なボタンを省いたクリーンなダッシュボードが採用されると思われます。
X1は、EVモデルの「X1」とともにドイツのレーゲンスブルク工場で生産され、2022年に発売されると予想されます。