BMW X1次期型、プロダクション仕様の開発車両がニュルで高速テスト!

■2シリーズ アクティブツアラーを支える「UKL/FAAR」プラットフォームの進化版を採用

BMWが現在開発を進めるエントリー・クロスオーバーSUV「X1」次世代型プロトタイプがニュルで初の高速テストを開始しました。

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BMW X1 次期型プロトタイプ

キャッチしたプロトタイプは、全体的にカモフラージュが残るものの、プロダクション用のLEDデイタイムランニングライトやテールライトを装備、そのデザインの一部が確認できます。

また「M3/M4」のような縦基調の大型グリルではなく、ワイドなキドニーグリル、強い傾斜を持つリアウインドウ、際立つフェンダー、角張ったホイールアーチなどのディテールも見てとれます。

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BMW X1 次期型プロトタイプ

市販型では、2シリーズ アクティブツアラーを支える「UKL/FAAR」プラットフォームの進化版を採用、駆動方式は前輪駆動ですが、パフォーマンスのバリエーションでは全輪駆動となります。

次世代型には「iX1」と名付けられるであろう、フルエレクトリックモデルやプラグインハイブリッドバリアントが設定されることがほぼ確実ですが、このプロトタイプは燃料口が1つしかないほか、電動開発車両に必須のイエローステッカーもないため、従来の内燃ドライブトレイン(ターボチャージャー付き直列3気筒、あるいは4気筒)を搭載しているようです。

キャビン内は、第2世代の「2シリーズ アクティブツアラー」と同様のミニマリストインテリアを備えます。そこには新設計の3スポークステアリングホイール、自立型タッチスクリーン・インフォテインメントユニット、デジタルインストルメントディスプレイ、無駄なボタンを省いたクリーンなダッシュボードが採用されると思われます。

X1は、EVモデルの「X1」とともにドイツのレーゲンスブルク工場で生産され、2022年に発売されると予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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