■ベースは「M340i」、 新デザインのLEDデイタイムランニングライトを確認
BMWは現在、主力モデル「3シリーズ」改良型を開発していますが、そのハイパフォーマンスモデルとなるアルピナ「B3」市販型プロトタイプをカメラがはじめて捉えました。
アルピナは、BMWをベースとしたチューニングカーやドレスアップパーツの生産を主とするBMW公式チューナーです。
ニュルで捉えたプロトタイプは、BMW「M340i」をベースとする「B3」ですが、そもそもド派手なエアロパーツを付けないモデルのため、カモフラージュが加わるとベースモデルとの識別が困難です。
それでもアルピナ特有のクラシックなマルチスポークホイール、クワッドエキゾーストパイプ、ほとんどのアルピナ開発車両にみられる「OAL」ナンバーにより同ブランドの断定ができます。
そのほか、新デザインのLEDデイタイムランニングライト(DRL)、リフレッシュされたバンパーなどは3シリーズ改良型に基づいて刷新されるはずです。
また内部でも、3シリーズ同様に「iX」でデビューした湾曲ディスプレイの採用が予想され、その場合iX同様にBMWオペレーティングシステム8に基づいた最新のiDriveインフォテインメントシステムの搭載が期待できるでしょう。
パワートレインは、3.0リットル直列6気筒Bi-Turboエンジンをキャリーオーバーし、最高出力462hp・最大トルク700Nmを生み出します。これにより、最高出力369hpを発揮する「M340i」と、最高出力472hpを発揮する「M3」の間の大きなギャップを埋めてくれる存在となります。
また改良型では、電子制御のリミテッドスリップデフ、完全適応ダンパー、新スプリング、アップグレードされたブレーキなどの機械的調整もなされると予想されます。
B3改良型のデビューは2022年初頭とみられており、2022年内に発売される可能性が濃厚です。