■EQSプラットフォームのショートバージョンを採用、フォルムは似たシルエットに
メルセデスAMGは、IAAモビリティ2021にてハードコア・フラッグシップEVセダン「AMG EQS 53」を発表しましたが、その弟分となるミッドセダン「AMG EQE 53」最新プロトタイプをカメラが捉えました。
EQS 53はEQSをベースに開発されていますが、EQE 53は車名の通りEQEがベースとなっています。
ボディサイズは全長4,934mmのEQSプラットフォームのショートバージョンを採用、EQS 53と非常に似たデザインで、ICE搭載Eクラスより空力的シルエットとプロポーションが特徴です。
捉えたプロトタイプは、カモフラージュが厳重ながら、ボディがローダウンされている様子が伺えます。
また足回りには、AMG EQSから流用されているように見える、ツートンカラーの大径マルチスポークホイールを装着したロープロファイルタイヤが確認できるほか、ゴールドキャリパー付きセラミックブレーキが装着され足回りが強化されているようです。
IAAモビリティ2021では、AMG EQE 53のほかEQEベースモデルも初公開されましたが、フロントバンパーやコーナーエアインテーク形状が異なることが予想されるほか、プロトタイプではより大型のリアスポイラーが装着されています。
AMG EQS 53のデュアルモーターセットアップでは、最高出力658ps・最大トルク950Nmを発揮。オプションの「AMGDynamicPlusパッケージ」をセレクトすれば、最大761ps・1,020Nmのトルクを得ることが可能です。
対してAMG EQE 53では、同じくデュアルモーターを搭載、最高出力は671psが予想されています。
市販型のワールドプレミアは、2022年前半に期待されており、非AMGバリアントと一緒に2022年後半から生産が開始される予定となっています。
長年親しまれ、AMGの心臓部を支えてきた「V型8気筒」の時代から、いよいよ本格的エレクトリックパワートレインの時代へ移り変わるときが来たようです。