清水寺が建立/日本人の寿命が世界一に/日産から2代目フェアレディZ登場!【今日は何の日?8月17日】

■日本人の平均寿命が世界一、長寿大国に

清水寺
清水寺

798年(延歴17)年の8月17日、京都の清水寺が後に征夷大将軍となる坂上田村麻呂の寄贈によって建立されました。この時はまだ、有名な「清水の舞台から飛び降りる」の舞台はありませんでしたが、三代将軍の徳川家光の寄進によって再建されたときに清水の舞台が造られたとされています。

長寿(イメージ)
長寿(イメージ)

また1991(平成3)年のこの日、厚生省が1990年度の日本人の平均寿命が女性81.81歳、男性75.86歳で、世界一になったことを発表しました。以降、世界一を続けて2020年の平均寿命は女性が87.74歳、男性が81.64歳です。平均寿命は、その年に生まれた0歳児が平均で何歳まで生きるかを推定するもので、これをもとにある年齢の人がどれだけ生きれるかを示すものではありません。あと何年生きられるかは平均余命で表します。日本人はなぜ長生きなのでしょうか?日本食の脂肪分が少ない、健康意識が高い、医療費が安く医療レベルが高いなどがあげられています。確かに健康に対して日本人は貪欲ですね。TV番組である食べ物が身体によいと報じられると、翌日にはすぐに売れ切れるらしいですね。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●日産フェアレディZの2代目登場!

1978(昭和53)年のこの日、日産から2代目「フェアレディZ」が発売されました。初代フェアレディZは1969年にデビュー、ロングノーズ・ショートデッキのスポーツカーらしい美しいフォルムと力強い走りで大ヒットしました。

1978年発売の2代目フェアレディZ(Front View)
1978年発売の2代目フェアレディZ(Front View)
1978年発売の2代目フェアレディZ(Side View)
1978年発売の2代目フェアレディZ(Side View)

そして、8年ぶりとなるフルモデルチェンジによって2代目が誕生。先代の大ヒットを受け、基本的にはキープコンセプトで外観や基本メカニズムの多くを踏襲しながらも進化させました。フロントはロングノーズにフード一体型バンパーを、リアはラバー付き大型バンパーや角型テールパイプなどを採用してダイナミックさを強調。ボディタイプは、先代同様2シーターと2by2を設定し、搭載エンジンは先代から採用している2.0L直6 OHCに加え、北米仕様の2.8L直6 OHCが追加されました。

1980年発売の2代目フェアレディZ(Tバールーフ)
1980年発売の2代目フェアレディZ(Tバールーフ)

最大のライバルは、同年にデビューしたトヨタ「セリカXX」、“X”はフェアレディZの“Z”を意識したネーミングと言われています。セリカXXに対抗するため、2代目フェアレディZは1980年にガラス製の脱着式ルーフを組み込んだ「Tバールーフ」を設定し、1982年にはターボエンジンをラインナップに追加しました。

1969年発売の初代フェアレディZ
1969年発売の初代フェアレディZ

大ヒットした初代フェアレディZのフルモデルチェンジで日産が重要視したのは、従来のイメージを継承することでした。確かにスタイリングに大きな変化はありませんでしたが、運動性能や快適性、豪華さは着実に進化しました。良く走るスポーツカーから、2代目は快適に高速走行が楽しめるGTカーに変貌したようですね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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