八木アンテナの特許取得/日本初のスポーツ中継/北米アキュラがNSX2020モデル発表!【今日は何の日?8月13日】

■八木博士が八木アンテナの特許を取得

TVアンテナ
TVアンテナ

1926(昭和元)年の8月13日、東北帝国大学の八木秀次博士が、自身の考案した電波指向方式のアンテナの特許を取得しました。通称「八木アンテナ」は、放射器の前後に波長の半分より短い導波器と半分より長い反射器を取り付けたアンテナです。高性能のアンテナとして戦時中はレーダーに、戦後はテレビのアンテナとして世界中で使われてきました。かつては、どの家の屋根にも八木アンテナが立てられていましたが、最近は光回線やケーブルを使ったテレビ放映やパソコンでのTV受信など様々な方法があるので、屋根に設置されているアンテナは激減しましたね。

昭和初期のラジオ
昭和初期のラジオ

また1927(昭和2)年のこの日、大坂放送局(現、NHK放送局)が全国中等学校優勝野球大会(現、全国高等学校野球選手権大会)のラジオ生中継を開始しました。このラジオ放送が日本初のスポーツ生中継で、現在も高校野球は、ラジオ、テレビで大人気ですね。高校野球は、筋書きのないドラマ、スーパーヒーローの出現、そして地元愛の3つが、人々を熱狂させる理由でしょうか。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●北米ホンダがアキュラNSX2020モデル発表!

2019(令和元)年のこの日、ホンダの海外向け高級ブランド・アキュラから「NSX」2020年モデルが発表されました。

アキュラNSX 2020モデル(インディイエローパール)
アキュラNSX 2020モデル(インディイエローパール)
アキュラNSX 2020モデル(インディイエローパール-Rear View)
アキュラNSX 2020モデル(インディイエローパール Rear View)

1990年にデビューしたNSXは、、ホンダの技術の粋を集結させた究極のミッドシップ・スーパースポーツです。世界初のオールアルミ・モノコックボディによる大幅な軽量化と優れた運動性能、流れるような美しいフォルムは、世界中のスポーツカーファンを魅了。その後も進化を続け、2005年の生産終了までの約15年間、全世界で約1万8000台が販売されました。

2017年発売の2代目NSX(Hybrid System)
2017年発売の2代目NSX(Hybrid System)

そして、2代目は米国オハイオ州のPMC工場で生産され、北米では2016年にアキュラNSXとして復活(日本は2017年2月発売)。最大の特長は、3つのモーターを使ったハイブリッドを採用したパワートレインです。V6エンジンのミッドシップ搭載は初代と同じですが、排気量を3.0から3.5Lに増大してツインターボを装着。その高性能エンジンに高効率モーターおよび9速DCTを組み合わせ、フロントには左右独立モーターを組み合わせた「SPORT HYBRID SH-AWD」を採用し、異次元の走りを実現しました。

1990年発売の初代NSX
1990年発売の初代NSX

この日発表された2020年モデルでは、新ボディカラーとして「インディイエローパール」が設定されました。これは、初代で人気となったスパイエローを意識したイエローです。インテリアには、ブラックのメリノレザーとアルカンターラ仕上げの軽量スポーツシート、タイヤはNSX専用に開発されたコンチネンタルの「スポーツコンタクト6」を装備。パワートレインは従来のハイブリッドを継続搭載しています。

NSXの人気のある色は、白、黒、銀、青で、青は北米で人気があります。黄色系はそれほどの人気色ではありませんが、スポーツカーが纏うと独特の迫力がありますね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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