新型BMW M2がニュルで高速テスト!M3/M4用3L直6ツインターボをデチューン搭載

■BMW「E87」世代1シリーズMクーペのデザイン継承

BMWは7月8日、コンパクト2ドアクーペ「2シリーズ」(220i/M240i)を発表したばかりですが、その頂点に君臨する「M2」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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BMW M2 新型プロトタイプ

ニュルブルクリンク高速テストで目撃した最新プロトタイプは、より大径のホイールやワイドなタイヤを収める、フレア加工されたフェンダーを装備、短いオーバーハングと組み合わされ、「E87」世代の1シリーズ「Mクーペ」を彷彿させるスタンスが見てとれます。

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BMW M2 新型プロトタイプ

また生産型と思われるホイール、リアにはMブルーで塗装されたクロスドリルブレーキローターとキャリパーを備えています。そして後部にはM3セダン/M4クーペと同様の大型の円形クワッドエキゾーストパイプをインストール、トランクリッドスポイラーもより際立っています。

市販型では「CLAR」プラットフォームを採用、心臓部にはM3セダン、およびM4クーペに搭載されている3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンのデチューンバージョンを搭載予定です。

アップデートされた最新情報によると、2シリーズクーペ新型に設定された高性能「M240i」では、最高出力374psを発揮しますが、M2クーペでは最高出力450ps・最大トルク542Nmという圧倒的パワーを発揮、駆動方式は後輪駆動のみと噂されます。また、トランスミッションはデュアルクラッチオートマチックにくわえ、6速マニュアルトランスミッションも期待できそうです。

2シリーズクーペ新型のデビューを考えると、ピュアM2のワールドプレミアは早くとも2022年夏以降となる見通しで、生産は2022年12月に始まり、2029年に終了予定と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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