■「CMF-BEV」プラットフォームを採用、メガーヌ「E-Tech Electric」のEVパワーユニット共有か
アルピーヌは先日、近い将来のエレクトリックモデルをプレビューする3つのティザーイメージを公開ましたが、その1台が名車ルノー「5」のハードコアEVモデルとなる可能性が高いことがわかりました。
同ブランドが公開した3つのティザーイメージのうち、ホットハッチと思われる画像では、大型ルーフスポイラーを装着、ボンネットにはエアスクープを装備、さらに1980年代のルノー5のようなフロントバンパーに追加されるライトユニットのようなものも確認できます。
ルノーは4月、名車「5」(サンク)のフルエレクトリックバージョンとなる「R5」を2025年に発売することを発表しています。
アルピーヌ・ハッチモデルに関してルノーグループのエンジニアリング担当エグゼクティブバイスプレジデントであるGilles leBorgne氏は、「ルノーR5の派生モデルになるでしょう」と語っており、そのアルピーヌバージョンになることが濃厚と言えそうです。
このホットハッチはルノーBセグメント(ルノー クリオ、日産マイクラなど)で現在使用されている「CMF-B」アーキテクチャを進化させた「CMF-BEV」プラットフォームを採用、生産コストが33%安く、最大400km(249マイル)以上の航続距離を提供するといいます。
電気モーターを後部に配置するという業界のトレンドに逆らい、代わりにフロントに215bhpのeモーターを配置、約6秒で0-100km/hに到達します。またトルクベクタリングを行い、非常に優れたハンドリングとパフォーマンスを実現します。
最新情報では、今秋に開催するミュンヘンモーターショーでデビュー予定のメガーヌ「E-Tech Electric」のEVパワーユニットを共有する可能性もあるようです。E-Tech Electricは、「CMF-EV」プラットフォームの上に乗り、60kWhのバッテリーを搭載、最高出力215psを発揮し1回の充電で450km(280マイル)のパフォーマンスを発揮します。
今後エレクトリック・ホットハッチ戦争から目が離せそうにありません。