ファミコン発売/富士重工創業/日産がクロスオーバーEVアリア発表!【今日は何の日?7月15日】

■任天堂からファミコンが発売

ファミコン (C)Creative Commons
ファミコン (C)Creative Commons

1983(昭和58)年7月15日、任天堂が家庭用ゲーム機ファミリーコンピュータ(通称、ファミコン)を発売。ゲームセンターでしかできなかった本格的なゲームが、家のテレビで遊べるとあって大人気となりました。2年後に「マリオ」と「ドラゴン・クエスト」のソフトが発売されると人気は爆発、世界中で6000万台以上が販売される一大ブームを巻き起こします。今は我が家の押し入れのどこかで疲れ果てて眠っているはずです。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●スバルが1953年に創業

1958年発売のスバル360
1958年発売のスバル360

1953(昭和28)年7月15日、「富士重工(現、スバル)」が創業しました。富士重工の起源は、1917年に中島知久平が創立した中島飛行機研究所です。飛行機研究所は、終戦とともに飛行機の生産を停止し、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)により15社に分割。その後、分割した一部が結集して1953年のこの日、富士重工業が設立されました。設立5年後の1958年、当時の国民車的存在となった名車「スバル360」を発売して、本格的な自動車メーカーとして歩み始めました。

●日産の電気自動車、新型クロスオーバーSUV・アリアを先行公開!

2020(令和2)年のこの日、日産自動車は電気自動車の新型クロスオーバーSUV「アリア」をHPで先行公開。日産の強みであるEVの持つ運転の楽しさをさらに高めながら、クロスオーバーの実用性を備えている期待のモデルです。

2020年発表のアリア
2020年発表のアリア
2020年発表のアリア(Rear View)
2020年発表のアリア(Rear View)

特長は、「e-4ORCE」と名付けたツインモーターの4輪駆動システム、0-100km/hが5.1秒という力強い走りを実現。リチウムイオンバッテリーの容量は、66kWhと91kWhの2種、また2WDと4WDを用意してユーザーの選択肢を広げています。満充電時の航続距離は610km(90kWhバッテリー/2WD)、価格は66kWhバッテリー/2WDが660万円、66kWhバッテリー/4WDが720万円、91kWhバッテリー/2WDが740万円、91kWhバッテリー/4WDが790万円。なお、補助金などを考慮した実質的な購入価格は廉価仕様で約500万円台からとなる予定です。

2020年発表のアリア(Interior)
2020年発表のアリア(Interior)

2021年6月4日からオンラインの専用サイトでの予約を開始しました。発売時期は、当初計画より大きく遅れ、66kWhバッテリー/2WDモデルが2021年冬、残り3モデルは2022年夏以降の予定です。

世界的な半導体不足の影響もあるでしょう、また販売モデルを特別限定車としていることから、量産体制がまだ整備されてない?と勘ぐってしまいますね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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