■「世界最強の4気筒」と呼ばれる2L直4ターボを搭載
メルセデス・ベンツのエントリーモデル『Aクラス』に設定されるハードコアモデル、AMG「A45」改良型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
A45は2年前の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で新型を発表、これが「W177/V177」型初の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプは、フロントエンドおよびテールライト周辺をカモフラージュしていますが、現行型と異なった、より丸みを帯びた形の「Cクラス」新型風デザインの一部が確認できます。
グリルはもちろんダミーで、市販型では縦スラットの入ったパナメリカーナグリルを維持することは間違いないほか、ロゴが配置されているグリルの中央には、電子運転支援システム用のセンサーが配置されているように見えます。
フロントバンパーは厳重にガードされていますが、エアベントとエアインテークが新設計されることを示唆しています。
このプロトタイプにはフロントカナードとリアのルーフマウントスポイラーが装着されていないため、オプションの「AMGエアロダイナミックパッケージ」ではないと思われます。LEDテールライトも調整されていますが、フロントのようにクラスタは再形成されずに、グラフィックに限定される可能性が高いと思われます。
ライバルのアウディは、同セグメントとなる「RS3スポーツバック」新型を開発中ですが、最高出力は最大でも401hpと見られており、メルセデス・ベンツが「世界最強の4気筒」と呼ばれる2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンが15hp上回っています。改良型ではさらにアップデートされ馬力が強化されるか注目されます。
AMG A45のデビューは最速でも2022年初頭となりそうです。