■軽量化、ハンドリングパフォーマンスを向上させることに重点
ポルシェは2019年、同社初の量産EVサルーン「タイカン」を発表、その後は後輪駆動のベースグレードや派生モデルとなる「クロスツーリスモ」を設定していますが、さらなる派生モデルを検討していることがわかりました。
2020年11月には、イエローからブラックに変わったブレーキキャリパー、異なるサイドスカートとリップスポイラーを装着した、謎の「タイカン クロスツーリスモ」プロトタイプをスクープ、「スポーツツーリスモ」の可能性を指摘しましたが、パフォーマンスグレード設定が現実味を帯びてきたと言えそうです。
今回新たに入手した派生モデル情報は「GTS」トリム。現在ベースモデル、「4S」「ターボ」「ターボS」ですが、その頂点に君臨する可能性があります。
グランツーリスモスポーツの略であるGTSは、多くの場合、よりトラック思考のバリエーションであり、軽量化、ハンドリングパフォーマンスを向上させることに重点を置くことになり、タイカンも例外ではないでしょう。
一方スポーツツーリスモの場合、サスペンションを低く、クラッディングを少なくするなどGTSに比べより簡単な準備で済むはずです。さらに、クーペやコンバーチブルも検討しているという情報もあり、タイカンの進化は止まりそうもありません。
発表タイムラインはありませんが、クロスツーリスモに続く派生第3弾は、2022年に発表されることが適切といえるでしょう。