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何が起きてる? エアコンガスの価格がなんと15倍に! 高価なHFO-1234yfの「ちょい漏れ」にご用心 | air-con unit 3 | 3枚目の写真(全17枚)
冷気を生み出す肝、コンプレッサー。
ユニット内を冷媒が一周するための配管。低圧側と高圧側がある。悪条件が重なると腐食し、ガス漏れの原因になりうる。
室内に入り込む直前にあるエキスパンションバルブ。左の細い管が低温高圧の入る側、右の太い管が低温低圧の出る側。
筆者のうちで使っていた、冷媒がCFC-12時代のAT170コロナ(写真は1991年型)。
カーエアコン用冷媒新旧。
「1万5000円」のところを強調しないではいられなかったぞ!
右が2020年5月15日に改良を受け、冷媒も新しいHFO-1234yfに変わったスイフト、左がその直前のスイフト。あなたの目が乱視で、1台のスイフトが2台に見えているわけではありませんのでご安心を。
HFC-134a。
HFO-1234yf。
お話をうかがったスズキ販社が新たに導入したTWIN PRO。ざっと100万円だと。ガス変更に伴う出費はユーザーを直撃するばかりか販社をも攻撃し、導入費用は販社負担。やれ環境保護という流れは理解できるが、そのための出費が増えるのはユーザーも販社も素直に歓迎できない。
「TWIN PRO」のネーミングからして、どうやら旧冷媒HFC-134aと新冷媒HFO-1234yf両方を扱えるマシンらしい。
HFC-134a扱い時のメーター。
HFO-1234yf扱い時のメーター。
どちらのガスについての作業なのかの選択画面。いまどきの機械にはめずらしく、すべてが電報のようなカタカナ表記。「ハハキトク スグカエレ チチ」みたいだ。
HFO-1234yf作業時の操作画面。こちらも日本語部分はオールカタカナ!
冷媒はまずコンプレッサーで高温高圧にされ、写真のコンデンサーで低温高圧となる。エキスパンションバルブで低温低圧になった冷媒は室内インストルメントパネル奥のエバポレーターに入り込み、そこで冷気を奪われて低温低圧のまま出てくる。そして再度コンプレッサーへ・・・これが冷凍サイクルだ。
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