■市販化されれば世界トップクラスのラグジュアリー電気ワゴンに
メルセデス・ベンツは4月、フラッグシップEVサルーン「EQS」を発表しましたが、その派生モデルとなる「EQSステーションワゴン」を大予想しました。
![メルセデス EQS AMG_002](https://clicccar.com/uploads/2021/06/09/Mercedes-AMG-EQS-004-380x253.jpg)
EQSはその名の通りSクラスのEVバージョンで、クロスオーバーSUV「EQC」、ミニバンの「EQV」、コンパクトSUV「EQA」などに続くエレクトリックモデルです。
内燃機関Sクラスと異なり、流麗なファストバックのクーペルーフを特徴とし、Cピラーをより後部へ移動、全長5216mmのボディをオーバーハングを切り詰めることにより、広大な居住空間を実現しています。
![メルセデス・ベンツ EQS](https://clicccar.com/uploads/2021/06/09/Mercedes-Benz-EQS-2022-1280-03-1-200x150.jpg)
予想されるステーションワゴンではさらにルーフを延長、3つのLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライト、滑らかなノーズなどEQSから継承、世界トップクラスのラグジュアリーワゴンとなるはずです。
室内ではダッシュボード全幅を支配する「MBUXハイパースクリーン」を搭載するでしょう。
これまでいくつかのチューニングメーカーがSクラスワゴンの製作を試みていますが、メルセデス・ベンツの純正モデルでは存在していないほか、世界のエレクトリックモデルでも巨大ワゴンはめずらしいため、中国市場などで需要は高いかもしれません。
残念なのは、EQSでみられる美しいルーフシルエットが消えてしまっていることです。しかし、低く洗練されたフロントマスクや、湾曲したベルトラインなどは生かされており、期待感が高まります。
パフォーマンスでは、最高出力523hpを発揮、0-100km/h加速4.3秒、蓄電容量は107.8kWh、1回の充電による航続はWLTP計測で770kmと、EQS「580 4MATIC+」同レベルのスペックも予想されます。