モールス信号の実用化成功。ミニバンとワゴンのいいとこどり「トヨタ・オーパ」デビュー!【今日は何の日?5月24日】

■ソ連が世界一深い穴の堀削開始

モールス信号を打つ電盤(C)Creative Commons
モールス信号を打つ電盤(C)Creative Commons

1844年(天保 15)年5月24日、モールが米国ボルティモア-ワシントン間のモールス信号による有線電信に成功しました。モールスが、「・(トン)」と「-(ツー)」という打電を組みわせて文字を表現する「モールス信号」を発明したのは1838年でしたが、この日の公開実験で実用化に成功しました。

また1970(昭和45)年のこの日、ソ連(現、ロシア)が地球の地殻深部を調査するためにコラ半島で掘削作業を開始しました。この作業によって堀削された最も深い穴は、12,261mで現在も世界記録となっています。何と富士山の3倍の深さです。しかし、このプロジェクトはソ連の崩壊によって道半ばで終了しました。どこまで掘るつもりだったのでしょうか?

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

2000(平成12)年5月24日、トヨタはミディアムクラスの2BOX「オーパ」を発売しました。目指したのは、「ミニバンのキャビンスペースと多機能性」と「高級サルーンの走り」を実現する5人乗りの次世代ミディアムモデルでした。

2000年発売のオーパ
2000年発売のオーパ
2000年発売のオーパ(リア)
2000年発売のオーパ(リア)

典型的なウェッジシェイプのフォルムを採用。全長はカローラ並みのコンパクトなサイズながら、ホイールベースを拡大し、全高を上げてクラストップの室内空間を誇りました。パワートレインは1.8LのDOHC4気筒エンジンと4AT「Super ECT」、2.0L直噴「D-4」エンジンにはトヨタ初のCVT「Super CVT」が組み合わせられました。

2000年発売のオーパ(内装)
2000年発売のオーパ(内装)

駆動方式はFFと4WD、4WDは2.0Lエンジンのみに設定されました。また、衝突安全ボディ「GOA」やデュアルエアバッグ、EBD(電子制御制ブレーキ)付ABSなど安全面も充実、最新の排ガス低減システムによって低公害車としての税制優遇を受けることもできました。

トヨタが、ミニバンとワゴンの中間に位置する新しいジャンルを提案したオーパでしたが、販売は期待通りに伸びず、1代限りで2005年に販売終了となりました。主要ターゲットの30代ファミリー層は、洒落た広い2列シートより、当時人気が急騰していた実用的な3列シートを選択したということですね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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