■エアインテークがコンパクトに修正、1000万円以下でリーズナブルに
ポルシェは、上海モーターショー2021にて、最高出力300hpを発揮する718スパイダーの2.0リットル直列4気筒バージョンを発表しましたが、新たなプロトタイプがニュルブルクリンクに出現しました。
ニュルで捉えた直4バージョンは、バンパーのエアインテークがコンパクトに修正されているほか、リアバンパーを微調整、センターのデュアルエキゾーストパイプは中国版を反映していますが、最高出力414hpを発揮する4.0リットル直列6気筒バージョンほど攻撃的ではないエクステリアが見てとれます。
パフォーマンスでは、0-100km/h加速4.7秒でPDKを搭載するグローバルボクスタースパイダーより0.8秒遅くなっているほか、最高速度も270km/hに抑えられます。
直4ではターボチャージャーを採用していませんが、より大きなエンジンに高額の税金がかかる中国市場にとって有益な選択肢となりうるはずです。
ニュルで高速テストを開始したということで、中国だけでなく欧州、北米での発売が濃厚となってきた直4バージョンですが、北米ではマニュアル搭載モデルで100,000USドル(約1080万円)、PDK搭載モデルで103,000USドル(約1112万円)という直6に対し、直4では1000万円以下が確実と予想されるため、高い人気を得る可能性もありそうです。
(APOLLO)