■「812スーパーファスト」をベースとする限定モデル、5月5日完全公開
フェラーリは、5月5日の完全公開に先立ち「812スーパーファスト」をベースとするハードコア限定モデルの公式画像をリリースしました。
この新たなバージョンの車名は5月5日、フェラーリのソーシャルメディアチャンネルで放送されるライブイベントで明らかになるといいます。
パワートレインは自然吸気のV型12気筒エンジンを搭載、最高出力は830psを発揮し、電動モデルを除いてフェラーリ史上最も強力なロードカーエンジンとなります。
レブリミットは9500rpmと、これまで作られた最高のエンジン回転数を誇るフェラーリの誕生です。
自然吸気のハードコア812エンジンは、ベースの812スーパーファストからアップグレードされ、多くの新設計されたコンポーネント、新しいバブルタイミングメカニズム、スクエアチップを備えた新しい排気システムが「前例のない」機能を提供するといいます。
シャシー機能も徹底的にアップグレードされ、より良いハンドリング、エキサイティングなドライビングを体験できるようになります。
詳細は明らかにされていませんが「4輪すべてに独立したステアリング」を装備しており、コーナリングでより機敏で正確なレスポンスを感じ、ステアリング応答性がさらに向上すると同時に、サイドスリップコントロールビークルダイナミクスシステムのバージョン7.0もデビューします。
エクステリアでは、ほぼ完全に新しいボディワークで、ダウンフォースレベルを最大化する新しいフロントエアインテーク、巨大リアディフューザー、エキゾーストのセットアップ、およびガラスに代わる特許取得済みのリアスクリーンデザインなどが目玉となります。
さらに、一体化のアルミニウム構造、カーボンファイバーなど軽量素材を幅広く使用し、ベースモデルから大幅に軽量化されているようです。新しいボンネットは横置きのカーボンファイバーブレードを備えており、アルミニウム製リアスクリーンと合わせて812の全体的認識を変えることにより、ボンネットを低く、車全体をワイドに見せます。
インテリアはベースモデルのメインダッシュを保持していますが、軽量化のため新設計されたドアパネルを採用、センタートンネルには「ローマ」でデビューした機能「Hゲート」ギアセレクトが導入されています。
(APOLLO)