■電気自動車と燃焼動力モデルとの差別化する「Voltswage 」誕生
米VWは公式プレスリリースにて、5月から「Voltswagen」の社名を採用することを発表、しかし現在は削除されており、謎が深まっています。
消されたプレスリリースには、同社CEOであるScott Keogh氏が「我々は、億万長者だけでなく、何百万人もの人々のためにEVを製造すると述べてきました。この名前の変更は、私たちの未来が電気自動車であるという確固たる信念に基づきます」と書かれていたといいます。
タイミング的にも、毎年恒例のエイプリルフールネタかと思いきや、どうやら本当の可能性が高く、電気自動車と燃焼動力モデルとの差別化を明確にすることが目的のようです。社名の由来は、電圧を意味する「Volt」からきていると思われ、今後EVモデルには「Voltswagen」のロゴを、ICEモデルには既存のVWエンブレムが引き続き採用されると思われます。
ブランドマーケティングのKimberley Gardiner氏は、「EVが1つしかないメーカーにとって奇妙な決定のように思われるかもしれませんが、今後数ヶ月の間にブランドの移行が見られます」と語っており、この社名が一時的なものでなく、永続的であることを示唆しています。おそらく、「Voltswagen」ブランドは広告、Webサイト、及びソーシャルメディアですぐに展開されていく可能性が高いと思われます。
VWにとって「ID.4」は現在唯一のEVモデルですが、同社は野心的な計画を持っており、2025年までに全世界で100万台のEVを販売する予定です。またグループすべてのブランドにおいて、2029年までに70を超えるEVモデルを販売する計画もあるといいます。