■かなりの強心臓
ボクの新しい愛車は「BMW M440i xDrive」。4シリーズのトップレンジとなるスポーツグレードだ。
「M4」などハイエンドモデルと通常のBMWとの中間的存在といえる「Mパフォーマンス」モデルで、サーキットまで視野に入れた走行性能が誇らしい。
エンジンは排気量3.0Lの直列6気筒ターボで、最高出力は387ps。かなりの強心臓である。
でも、そんなエンジンの魅力は馬力の大きさではないと思う。繊細で滑らか、そして回転上昇とともに湧き出すようにパワーが高まるフィーリングの心地よさだ。
いま、燃費向上を目的に多くのクルマはエンジンフィーリングから心地よさや楽しさを取り去っている。そんな時代だからこそ、ドライバーに爽快感をもたらしてくれるBMWの6気筒エンジンには大きな価値があるとボクは思っている。
そのうえ、スッとハンドル操作に反応するハンドリングも、運転好きにはたまらない。
■プレミアム!
人生においてクルマを運転できる時間は限られているから、楽しく無いクルマに乗るなんて時間の無駄遣い以外の何物でもない。そう考えているボクにとって、M440i xDriveはほんとうに魅力的だ。
でも、それはあくまでドライバー目線での話。助手席目線だとどうなのだろう。
「乗り心地が良くて驚いたの。助手席に座っていると、意外に開放感もあっていいよね。」
彼女の評価が予想以上に高いことにちょっと驚く。
「革シートはやっぱりテンション上がる。プレミアムって感じるし、この革は肌触りがいいから『高級車だな』って思う。それからシートヒーターが付いているでしょ。これはいいよね。暖かいの大好き」
どうやらM440i xDriveのことは、彼女も気に入ってくれているみたいだ。