■ついに2代目トヨタ「86」が登場か?
北米スバルが昨年11月にBRZの次期モデルを公開した際、同社は今秋の発売をアナウンスしていますが、一方のトヨタは姉妹車「86」について、現在も情報を開示していません。
その理由として、先回お届けした記事でご紹介したとおり、両車はほとんどの部位が共通と予想されるものの、豊田章男社長から車両前後の意匠差だけでなく、走りの面などでも「86」としての明確な個性を出すように求められていることが噂されています。
ちなみに、新型BRZの車両サイズは現行モデル比で全長4,265(+25)mm、全幅1,775(±0)mm、全高1,311(-9)mm、ホイールベースが2,576mm(+6mm)と、全長が延長されたほか、車高が若干低くなっており、全幅は同一。ホイールベースについても現行モデルとほぼ同等になっています。
現行の2.0L FA20型エンジン(207ps/21.6kgm)に代わり、2.4L水平対向4気筒DOHCエンジン(231ps/25.4kgm)を搭載。徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によって、トルクを15%向上させています。またBRZで初となる運転支援システム「アイサイト」をAT車に標準装備。
「86」はスバル生産によるOEMモデルであり、外観上の差別化には限度があることから同車のエクステリアは容易に想像がつきそうですが、新型BRZ公開後の登場となるため、ここはひとつ意外性に期待したいところ。
●トヨタの秘策はいきなりの新型「GR 86」公開!?
そうしたなか両社は3月25日、共同開発による新型車両を公開すると発表。4月5日(月)の13:00から45分間に渡って「いっしょにいいクルマつくろう!トークセッション」と題したYouTubeによるオンライン発表会を予定しています。
この場で公開される車名は現時点で明かされていませんが、ティザー画像をよく見ると、フードパネル前端とフロントバンパー見切り線(繋ぎ目)の形状や車両のシンボルマーク位置などから、それが新型86/BRZである可能性が高いことがわかります。そして注目はトヨタ側の当日の新車紹介担当がGAZOO Racing カンパニー・プレジデントの佐藤恒治氏である点。
プレスリリースによると『TGRとSUBARUが目指す「走る愉しさ」を象徴する新型車両にどうぞご期待ください』と記されており、新型86をベースにした「GR 86」公開の可能性を窺わせます。そうであれば、後発となった新型「86」の発表にも大いに新鮮味が期待ができそうです。
前述の事情から同車の発売がBRZよりも少し遅れて、来年1月頃になるとの噂もあるようですが、今回の発表で新型「86」の全貌が明らかにされることが期待されます。
<配信>
公式YouTubeチャンネル
TOYOTA GAZOO Racing / SUBARU On-Tube
<特設サイト>
・https://toyotagazooracing.com/jp/together/
・https://www.subaru.jp/together/
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