■スバルと共同開発された、「e-TNGA」プラットフォームを採用するBEV(Battery Electric Vehicle)
トヨタは先日、新型フルエレクトリック・クロスオーバーSUVと思われる「X Prologue」(エックス プロローグ)のティザーイメージを1点初公開しましたが、新たな画像とともに4月の上海モーターショーで初公開することを発表しました。
これまでトヨタは何年もの間、国産自動車メーカーとしてハイブリッド市場の最前線に立ってきましたが、今後はフルエレクトリックモデルの開発を加速していくようです。
今回初公開されるモデルは、スバルと共同開発された「e-TNGA」プラットフォームを採用するBEV(Battery Electric Vehicle)コンパクト・クロスオーバーSUVと思われます。
この新世代e-TNGAアーキテクチャは「さまざまな車種と用途に適合する幅広いバッテリーと電気モーターの容量」を備え、前輪駆動、後輪駆動、および全輪駆動にアジャスト。「多様性と柔軟性」を得るとともに、「運転する喜び、エキサイティングでスタイリッシュなエクステリア」を持つモデルを生むといいます。
先日公開されたティザーイメージからは、トヨタのロゴが付いた2層スタイルのボンネットを装備、フロントエンドの側面には、スリムなライトストリップにより結合されているように見える、C字型LEDデイタイムランニングライトと縦3眼ヘッドライトが確認できるほか、グリルは閉鎖されていることがわかります。
また、過去に、それと思われる特許画像も入手していたので再公開します。特許画像ではトヨタのロゴマークが確認できるほか、グリルレスのバンパー、シャープで鋭いヘッドライト、立体感のある凹んだボンネットフード、SUVらしいフェンダーモールが装備されています。
リアエンドでは、寝かされたCピラー、LEDストリップテールライト、ルーフスポイラーなどが見てとれ、上海モーターショーで公開される新型モデルは、これに近いデザインとなる可能性もありそうです。
4月に公開された後、日本国内のEV専用工場で製造、最初は欧州のみで発売となる見込みですが、遅れて日本で発売される可能性も高いとみています。
(APOLLO)