■水の大切さを考える「世界水の日」
3月22日は「放送記念日」です。1925(大正14)年のこの日、東京放送局(現在のNHK東京放送局)が日本で初めてラジオ放送を始めました。第一声は、「アーアー、聞こえますか。JOAK、JOAK、こちらは東京放送であります。今日ただいまより放送を開始致します」でした。JOAKは、コールサインと呼ばれるもので、無線局の識別ができるようにするための符号です。
また国際デーのひとつである「世界水の日」でもあります。1992(平成4)年のブラジルのリオデジャネイロで開催された地球サミットで制定されました。水の大切さや重要性について考える日です。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2005(平成17)年3月22日、トヨタから新開発のハイブリッドシステムを搭載した「ハリアーハイブリッド」が発売されました。(兄弟車「クルーガーハイブリッド」も同時発売)
初代「ハリアー」は、1997年にデビューして高級SUVという新しい市場を開拓しました。乗用車のプラットフォームをベースに、街中でも走りやすい都会派SUVとして大ヒットしました。
新発売されたハリアーハイブリッドのハイブリッドシステムは、プリウスで開発された「THS(トヨタハイブリッドシステム)」を進化させた「THSII」で、燃費に加えてパワーも強化されました。211PSを発生する3.3L V6エンジンに、167PSのフロントモーターと68PSのリアモーターを組み合わせたシステム。さらにモーターのトルクを増幅するリダクション機構を採用して、フロントモーターはプリウスの2倍以上のトルクを発生します。また、リアモーターを状況に応じて駆動させる「E-Four(電気式4WD)」を設定していることも注目を集めました。
トヨタは、1997年にTHSを搭載した「プリウス」発売以降、システムの高効率と低コスト化を図って進化させています。また、ハイブリッドのフルラインナップを目指して、ミニバン、SUV、高級車、コンパクトカーと、モデルごとにそれぞれの特徴に合わせてTHSを最適化させています。
今やトヨタにとっては、ハイブリッドが標準パワートレインといっても過言ではありませんね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)