■大阪万博開催、会場内で「ダイハツEVタクシー」が活躍
3月14日は、バレンタインデーにチョコを贈られた男性がお返しをするホワイトデーです。もともとはマシュマロやキャンディでよかったみたいですが、今どきそんな返礼したら「えぇ!」と言われてしまいますよね。
また1970(昭和45)年のこの日、大阪万国博覧会が開催されました。大変な人出で、1日平均で数10万人、トータル6400万人の人が訪れました。特に、アメリカ館で公開されたアポロが持ち帰った「月の石」が大評判で、4時間待ちの長蛇の列ができたことが大きなニュースになりました。また、会場内では移動手段として「ダイハツEVタクシー」が活躍したそうです。EVは最新のクルマのようですが、実はその歴史は古いんですよ。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
1989(平成1)年3月14日、ダイハツから「シャレード」の4ドアセダン「シャレードソシアル」が発表されました。
シャレードは1977年にデビューし、モンテカルロラリーやサファリラリーではクラス優勝を飾り、一方世界各地のエコラン(省燃費競技)で好成績を上げ、走りと低燃費を両立させたリッターカーとして大人気を博しました。その活躍が認められ、1977年には「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。
シャレードは、その後のモデルチェンジも含めて基本的には3/5ドアハッチバックで続けてきましたが、3代目のときにシャレードとして初めての4ドアセダン「シャレードソシアル」が発売されました。3ボックス化によって、同クラストップの室内空間を確保して、新しいユーザーの開拓を目指したのです。エンジンは、1.3Lの電子制御キャブレター仕様でしたが、その後電子制御噴射(EFI)仕様を追加しました。
シャレードが人気モデルだっただけにソシアルも期待されましたが、これといった特徴がなかったのがシャレードと対照的な点で、後部にトランクを取って付けたようなスタイルに落胆したファンも多く、残念ながらあまり注目されませんでした。人気モデルの派生車は難しいですね、1994年5月には生産終了してしまいました。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)