■アグレッシブな牙のようなLEDを採用、非常に攻撃的なスタンスに
プジョーの欧州Cセグメントモデル「308」に設定される派生ワゴン「308 ステーションワゴン」次期型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
初代308は、「307」後継モデルとして2007年に発売、「ハッチバック」を基本に「SW」(ステーションワゴン)、「CC」(クーペカブリオレ)、「セダン」という幅広いラインアップが設定されました。
2013年に登場した第2世代でもSWが設定されていますが、今回第3世代SWプロトタイプを初スクープ、設定が確実となりました。
北欧で捉えたプロトタイプは、昨年スクープしたハッチバック同様に厳重にカモフラージュされていますが、現行型よりオーバーハングが切り詰められ、スポーティなシルエットが見てとれます。「EMP2」プラットフォームをキャリオーバーし、剛性が高められると思われます。
フロントマスクには「508」「208」「2008」で見られる、アグレッシブな牙のようなLEDデイタイムランニングライトや、シャープなヘッドライトを装備、プロトタイプは大型ホイールとロープロファイルタイヤを履いており、非常に攻撃的なスタンスを生み出している様子も伺えます。
次期型には、プラスチック製のホイールアーチ、ルーフバー、サイドプロテクション、ハードバンパーなどSUV処理が装備される「アドベンチャー」(冒険者)バージョンの設定が予想されており、ハッチバックベースとなるか、ステーションワゴンベースとなるかも注目されます。
パワートレインは、1.2リットル直列3気筒ガソリンターボエンジン、1.5リットル直列4気筒ディーゼルをラインアップします。注目は1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジン+電気モーターのPHEVで、最高出力は225hpを発揮するとみられますが、いくつかのパワーバリエーションが用意され、ハイエンドモデルでは300hp以上が予想されています。
308次期型ファミリーのワールドプレミアは、2021年のジュネーブモーターショーと予想されていましたが、中止となったため、半年遅れの9月に延期される見込みです。
(APOLLO)