■厚みのあるサイドスカート、大径ホイール、シルバーのミラーキャップなど新たに装備
BMWは現在、FR・2ドアコンパクトスポーツ「2シリーズクーペ」次期型を開発していますが、その高性能モデルとなる「M240i」プロトタイプが初の寒冷地テストに出現しました。
昨年12月に捉えたプロトタイプと異なり、厚みのあるサイドスカート、大径ホイール、シルバーのミラーキャップ、僅かなリップスポイラー、そして角張ったデュアルエキゾーストパイプなどが見てとれ、同年9月にニュルブルクリンクで撮影された「Mパフォーマンス」に似ています。また、フロントフェンダーのオレンジ色マーカーから、米国仕様であると思われます。
次期型では「CLAR」プラットフォームを採用。後部ドアのある他のすべての2シリーズファミリーのように前輪駆動(FF)に移行するのではなく、後輪駆動(FR)レイアウトにこだわり続ける可能性が高そうです。
キャビン内では、デジタルインストルメントパネルを含むダッシュボード全体を「2シリーズ グランクーペ」と共有し、最新のインフォテインメントシステムが搭載されるでしょう。
予想されるパワートレインは、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンをはじめ、最高出力258psを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンをラインアップ。最新情報によると、今回撮影された高性能「M240i」は、次期型では「M245i」に置き換えられる可能性があるといい、最高出力345psを発揮する3.0リットル直列6気筒が搭載されることが濃厚です。
新型コロナウィルスのパンデミックにより、2シリーズクーペ次期型のデビューは遅れており、2021年内の登場となりそうです。
(APOLLO)