ローダウンのジムニーでドリフトしとく? ESBが提案する独自のジムニーカスタマイズ【東京オートサロン2021】

●CLS BARREL JIMNY(ESB)

スズキ「ジムニー」と言えばカスタマイズベースとしても大人気の軽自動車だけど、定番はオフロードスタイルで無骨にキメるのがごく一般的。

しかし、そんなスタイルとは真逆を行くスポーツ走行系のスタイルを提案するのが「CLS」です。

オリジナリティあふれるCLS BARREL JIMNY

それにしても、こんなジムニーは見たことない。

車両の担当者によると「ユーザーとして考えた場合、新車を買っていきなり車高を上げて山の中に入っていくのは勇気がいるじゃないですか。だってクルマが傷つくから。『だったらまずは街乗りスタイルで』というのがコンセプトです。街乗りといえばシャコタン」なのだそうで。

全高はノーマルより13cmも低いCLS BARREL JIMNY

サスペンションはオリジナルのローダウンキットを装着。

「あまりストロークしないローダウン専用サスなので、乗り味は本気の走りのチューニングカーっぽいんですよ(笑)」とのこと。

足元をよく見るとホイールもオリジナル。そして驚くことにタイヤは「NANKANG SPORTNEX AR-1」というかなり本気のスポーツタイプ。見るからにレーシーな、サーキット用のSタイヤじゃないですか。

なんとも漂うリトルダイナマイト感がいいですね。

レーシーなタイヤを履くCLS BARREL JIMNY

タイヤは純正品より直径が8cm小さく、9cmのローダウンサスと合わせて車高は13センチもダウン。エアロは「低さにこだわり、低く見えるデザイン」なのだとか。

とにかく個性たっぷりのCLS BARREL JIMNY

担当スタッフによると「とりあえずはデフ(LSD)を入れて、ドリフトして遊ぼうと思っていますー」とのこと。

そういえばジムニーはエンジン縦置きで機械式の4WDなので後輪駆動にもできるのでした。

この個体はトランスミッションもMTだし、ドリフトも楽しそう。ジムニーってもしかすると、ライトウェイトスポーツカーとして楽しめるポテンシャルも高いのかも。

(文・写真:工藤 貴宏)

●ESB CLS BARREL ジムニー(ドレスアップ部門)
・ベース車両:スズキ・ジムニー
・型式:JB64
・エンジン型式:R06A
・排気量:660cc
・最高出力: 64 ps
・主な使用パーツ:テイクオフ・プッシュンRSSバルブ /CLS UP マフラー/ エアロキット:CLS BARREL フロントバンパー、CLS BARREL サイドステップ、CLS BARREL リアバンパー 、CLS BARREL リアウイング、CLS BARREL オーバーフェンダー / CLS BARREL フルバケ / CLS ステアリング/ CLS ロワリングKIT/ CLS ショック&スプリング/他
・ホイール:CLS TC01 16×8.0j-25
・タイヤ:NANKAN NS2R 195/50R16

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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