全長5.5m! ジープ・ラングラーベースのピックアップトラックをRINEIがカスタマイズすると!?【東京オートサロン2021】

●グラディエーターピックアップ スポーツ/JLラングラー4ドア スポーツ(株式会社 輪栄)

ムムムッ! これは……ジープ「ラングラー」のトラックじゃないですか!!

ジープのピックアップトラックをRINEIがカスタマイズ。

実はこれ「グラディエーター」というラングラーとは別の車種。日本では正規販売されていないけれど、アメリカで売っているモデルですね。

基本設計はラングラーと同じですが、全長なんと5.54m。ラングラー・アンリミテッドより約64cmも長いのだから凄い。ホイールベースだって約48cm伸びて、3.5mですよ。

規格外にも程があるってもの。そして、カッコイイ!

もちろん悪路走破性はラングラーに準じた本格派で、いわばラングラーの隠れ兄貴といったところでしょうか。

RINEIのグラディエーター。後ろ姿もワイルド

この車両は、東京にある4×4カスタムショップの「RINEI(リンエイ)」がカスタマイズしたもの。

2インチアップのサスペンションキットをはじめ、アライメントを補正するパーツの採用など走行機能系はしっかり作り込まれていて、特大のタイヤはなんと35インチ。そのタイヤをフォローするため、フェンダーに追加した「チューブフェンダー」もオシャレです。

タイヤに合わせてチューブフェンダーを装着。

乗り降りはちょっと大変そうですが……実は乗り降りをサポートする電動式のステップも付いていますよ。こういうギミックは実用的なだけでなく、乗せる人を驚かせるのにも一役買ったりしますよね。

電動ステップを下げた状態。ドア開閉に連動して動く。
ドアを閉じるとステップが自動で上がるので、悪路走破性に影響しない

ちなみにグラディエーターは年内には正規輸入が始まる見込み。ちょっと憧れます。

●JLラングラー4ドア スポーツはドレスアップ版

同社はラングラーのドレスアップモデルもオートサロンTVで公開。

こちらは3インチアップのサスペンションなど走行系のほか、フロントウインドウ上の「ルーフマーク」や、ノーマルとは異なるフロントバンパーも装着。

アメリカのトラックっぽいルーフマークはスモールランプに連動して光るドレスアップで、バンパーは純正のパーキングセンサーを装着できるのがポイントですね。

こちらはおなじみのラングラー

この車両には付いていないけれど、「電動のルーフ開閉システム」も鋭意開発中というから楽しみです。

フロントウインドウの上には、アメリカのトラックのようなランプを加えてドレスアップ

(文・写真:工藤 貴宏)

●株式会社輪栄  RINEI グラディエーターピックアップ
・ベース車両:ジープ・グラディエーター

●株式会社輪栄  RINEI JLラングラー4ドア
・ベース車両:ジープ・ラングラーアンリミテッド

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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