■価格は「インテンス」が299万円、「インテンス テックパック」が319万円
ルノー・ジャポンは、2021年2月25日に新型ルノー キャプチャーを発売すると明らかにしました。
2代目となる新型キャプチャーは、「CMF-B」と呼ぶプラットフォームが使われています。同プラットフォームは、ルノー、日産、三菱のアライアンスにより開発されたもので、「CMF」は「Common Module Family(コモン・モジュール・ファミリー)」の略。
「CMF-B」は、欧州で発売されている2代目の日産ジューク、日本で2020年11月に発表された3代目の日産ノート、そしてルノーでは新型ルーテシアにも使われています。
同プラットフォームの採用により、軽量、高剛性化が可能で、高い遮音性を備えるほか、最新の電子(電気)アーキテクチャーの技術を組み込むこともできます。なお、欧州ではハイブリッド、プラグインハイブリッドも導入されるとアナウンスされています。
日本で導入時に搭載されるパワートレーンは新型ルーテシアと同様、「H5H 」型の1.3L直噴ターボエンジンで、組み合わされるトランスミッションは7速AT(7EDC)。エンジンスペックは、最高出力が154PS/5500rpm・最大トルクは270Nm/1800rpm。なお、ルーテシアは131PS/5000rpm・240Nm/1600rpm。
新型キャプチャーの車両重量は1310 kgでルーテシアは1200kgですから、ルーテシアよりも大きく、重くなっているキャプチャーへの対策が施されているようです。カタログ燃費はWLTCモードで17.0km/L。
電子制御の7EDCは、湿式デュアルクラッチ式のATで、先代の6段から7段に多段化し、運転をよりシームレスで快適にすると同時に、燃費向上とCO2排出量の削減に貢献するとしています。
新型キャプチャーのボディサイズは、全長4230×全幅1795×全高1590mm。先代の全長4135×全幅1780×全高1585mmと比べると95mm長く、15mmワイドに、5mm高くなっています。最小回転半径(参考値)は、5.4m(先代は5.5m)となっています。
また、新型キャプチャーには、アダプティブクルーズコントロール、歩行者・自転車検知機能付の衝突被害軽減ブレーキ、レーンキープアシスト(車線逸脱防止支援 )、360度カメラ、オートハイ/ロービームなどが標準装備されています。レーンセンタリングアシスト(車線中央維持支援) は、上級の「インテンス テックパック」に標準装備。
価格は「ルノー キャプチャー インテンス」が299万円、「ルノー キャプチャー インテンス テックパック」が319万円となっています。
(塚田 勝弘)