「チューニングメーカーでまず思い浮かぶのは?」と聞けば、多くが「HKS」と答えるのではないのでしょうか?HKSは日本のチューニング界を牽引しているメーカーの一つで様々なレースで実績を残しています。
が、 実は環境問題に積極的にアプローチしている企業ということは意外と知られていません。
今年のオートサロンのHKSブースにはGT-RやS2000などの華々しいチューニングカーに負けずに人々の注目を浴びていた、CNG(天然ガス)トラックエンジンが展示されていました。
このエンジンは市販されている大型トラックのディーゼルエンジン(いすゞ製)をベースにCNGエンジンに改造、燃料コントローラの「F-con V pro」をCNG用にプログラミングした「F-con V pro for CNG」を搭載などチューニングカーのメカニズムを応用して開発されたものです。これにより、日本で施行されている「平成22年排気ガス規制」通称「ポスト新長期規制」に大型CNGエンジンとしては国内初適合することができました。
それだけではなく、エンジン性能はディーゼルエンジンと同等を確保し、CNGエンジンのネックである航続距離を改善、約500kmの長距離運行を可能としました。
そのほかにもガソリンエンジンをベースにCNGとの併用を実現したバイフューエルシステムを開発・販売しています。
本来チューニングは完成されたものをよりよいモノにしていく事です。
HKSのこの取り組みがより多くの人に知ってもらえるといいですね。
(栗原 淳)
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