■ダイハツが欧州市場から撤退を発表。Q50発表の翌年に日本で13代目スカイラインとして発売
今日1月14日は、「愛と希望と勇気の日(タロ、ジロの日)」です。1959年(昭和34年)のこの日に、南極に置き去りにされた南極越冬隊に同行したカラフト犬タロとジロの生存が確認されたことに由来します。これを題材にした映画「南極物語」は、犬好きにとっては涙なくしては観れない名作です。
また、2011年1月14日は、ダイハツが欧州市場からの撤退を発表した日です。円高・ユーロ安やCO2規制などに対応することが困難と判断したためだそうですが、2008年のリーマンショックによる販売への大打撃が幕引きの引き金になったのではないでしょうか。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2013年1月14日に開催されたデトロイトショーで、日産が高級ブランド「インフィニティ」の新型スポーツセダン「Q50」を発表しました。後に「スカイライン」として発売されるクルマです。
インフィニティは、日産の北米を中心にした海外市場向け高級ブランドで、トヨタの「レクサス」やホンダの「アキュラ」に相当します。Q50は、当時の「G37セダン(スカイライン)」の次期車、デザインを一新してパワートレインにハイブリッド(V6 3.5Lエンジン + モーター)「ダイレクトレスポンス・ハイブリッドシステム」を搭載している点が、最大の特長です。
米国では2013年8月、日本では翌年2014年2月26日に13代目スカイラインとしてデビューしました。1957年の初代以来、スカイラインとしては初めてのハイブリッド車ですが、その後遅れてメルセデス・ベンツ製の2.0L 直4ターボ車を追加しました。国内ではセダンの人気がないため、開発コストを抑えるため専用開発を避けて外観も含めてすべてをインフィニティQ50と共通化したのでしょう。
13代目スカイラインのエンブレムは、日産マークでなく、インフィニティのバッジを付けています。名車スカイラインのエンブレムがインフィニティ? 何となくシックリこないですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)