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■フレックスが手掛ける自分仕様カスタマイズ
「はたらくクルマ」の中でも、営業車などとして人気なのがトヨタの「プロボックス」。
それをベースに、内外装をちょっとレトロで、可愛らしいデザインにカスタマイズしたのが、ハイエースやランドクルーザーの専門店を全国に展開するフレックス「Renoca(リノカ)」ブランドの新モデル「EURO BOX(ユーロボックス)」です。
プロボックスが持つ耐久性や積載性の良さを活かしつつ、街やアウトドアでのパーソナルユースで楽しい、注目のカスタマイズ車を紹介しましょう。
●クルマをおしゃれにリノベーション
Renoca(リノカ)とは、前述のフレックスが手掛けている「いいクルマを自分らしくデザインして長く乗る」をテーマとしたクルマのリノベーションプロジェクトです。
主に中古車(一部新車を含む)をベースに、クルマをまるで家のリノベーションのようにカスタマイズするもので、従来からトヨタの「ランドクルーザー」や「ハイエース」をベースに、様々なスタイルを提案し人気を博しています。
その新型となるのが、今回発表されたユーロボックス。ベース車は、営業車の代名詞ともいえるトヨタ・プロボックスです。
フレックスでは、今回このモデルをベースに選んだ理由を、「耐久性、積載性、取り回しの良さ、実際に使う現場目線で考えられたからこその機能性に着目」したといいます。そして、コマーシャルなシーンで使われているこのクルマを、パーソナルユースへの創造的な転換を目的に掲げてリノベーションしたのです。
●丸目ヘッドライト採用
大きな変更点は、まずフロントフェイス。「仕事道具」としてのプロボックスのつくりのシンプルさ、その感じの良さをより明らかにしながらも、丸目ヘッドライトなどでシンプルで親しみやすい表情にリデザインしています。
また、ボディカラーも、グレーやベージュなど、ありそうでない地に足のついた感じの色を数パターンセッティング。
内装には、もともとのシンプルな構成の良さを引き立たせるように、チェックパターンを基調としたアットホーミングなオリジナルシートカバーを装備。これらにより、世代も性別も超えて愛されるクルマを目指しているそうです。
ユーロボックスは、商用車ならではの実際の使いやすさを起点に考えられたベースカーのパッケージを活かしていることも特徴。そのため、普段使いやレジャーに打って付けのモデルなのです。
その好例が後席シートで、前に倒すことで出現する荷室空間は、シングルベッドのマットレスがどかんと積めるほどの広さが魅力です。この広さがあれば、買い物はもちろん、引っ越しなどでも大活躍。また、キャンプへ行って、テントがなくても大人二人、子供一人程度が寝られるため、アウトドアでの車中泊でも使い勝手が抜群なのです。
●ウェブでシミュレーションもOK
ユーロボックスの発売開始は2021年1月18日(月)から。それに先駆けてフレックスでは、リノカ公式ウェブサイトでユーロボックスの専用ページを公開。
車種別シミュレーションページ「Make Your own RENOCA」では、ボディカラーや内装、ホイールなどのパーツ各種をあれこれ変えて、自分だけのリノカをつくることもできます。また、つくった仕様でそのまま購入価格概算を確認したり、見積もり依頼をすることも可能です。
なお、購入予約を含む問い合わせは、フラッグシップショップであるリノカ世田谷店(東京都世田谷区)をはじめ、全国のフレックスの店舗(ランクル店・ハイエース店ともに)で2020年12月25日より受け付け中です。
(文:平塚 直樹)
【関連リンク】
リノカ公式ウェブサイト
https://www.flexnet.co.jp/renoca/