コックピット見えた!メルセデス AMG SL次世代型、OLEDタッチスクリーン搭載

■次期型では「AMG GT」同様にAMG専用モデルに。2+2シートも有力

メルセデスAMGが開発を進める2ドアスポーツオープン「SL」の最新プロトタイプをカメラが捉えると同時に、その内部の撮影にはじめて成功しました。

メルセデス AMG SL_014
メルセデス AMG SL 次期型プロトタイプ

SLはこれまで、メルセデス・ベンツブランドから発売されるSLと、高性能モデル「AMG SL」が設定されていましたが、次期型では「AMG GT」同様にAMG専用モデルとして発売されることになります。

メルセデス AMG SL_006
メルセデス AMG SL 次期型プロトタイプ

捉えた2台のプロトタイプは、1台が折りたたみ式ハードトップを装っていますが、次期型では、ファブリックルーフの採用が濃厚となっています。

初めて撮影されたキャビン内には、一連の最新メルセデスモデルのように連続したインストルメントパネル構成ではなく、フラッグシップセダン「Sクラス」でデビューした、新世代の独立型MBUXインフォテイメントシステムが採用されているようです。

市販型では、感覚的フィードバックと音声アシスタントを備えた、垂直タイプの12.8インチOLEDタッチスクリーンを搭載、タッチスクリーンの両側にはクロム仕上げの2つの丸いレジスターも確認できます。

メルセデス AMG SL_002
メルセデス AMG SL 次期型プロトタイプ

フラットボトム・ステアリングホイールの奥には、新型Sクラスのタブレット式ではなく、伝統的なパネル収納タイプのデジタルインストルメントクラスタを搭載しています。またアンビエントライト、レザーステッチ、カーボンファイバーなどいくつかのトリムオプションも期待できるはずです。

エクステリアでは、低いノーズ、ワイドなグリルを装備。タイトなヘッドライトは、車両のセンターに向かって傾斜しているほか、丸みを帯びたエッジを持つボンネット開口部も確認できます。

パワートレインは、3.0リットルV型6気筒エンジンを搭載、最高出力400psを発揮するAMG SL43、最高出力515psを発揮する4.0リットルV型8気筒を搭載するAMG SL63、最高出力604psを発揮するV8ツインターボ搭載のAMG SL63S、頂点には最高出力800psを発揮する4.0リットルV型8気筒+電気モーターを搭載するAMG SL73eなどのラインアップが予想されています。

SL次期型のワールドプレミアは2021年前半で、発売は同年秋以降のスケジュールとなりそうです。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる