■GT4の水平対向6気筒がさらに進化、より多くのパワーと高回転化が可能に
ポルシェのコンパクト2ドアクーペ「718ケイマン」に設定されるハードコアモデル「718ケイマンGT4 RS」市販型プロトタイプが、ニュルブルクリンクを再び訪れました。
捉えたプロトタイプは、ボンネットフードにNACAダクトを装備、より大型化されたスワンネックウィング、センターロックホイール、イエローブレーキキャリパーなどが確認できるほか、リアクォーターウィンドウに取り付けられたルーバーはフラット6に空気を送り込み、巨大なリアウィングによりダウンフォースなどの効果が倍増されます。
また、ポルシェエンジンの第一人者であり、水平対向エンジン開発のリーダーであるマルクス・バウマン氏は、「GT3」のパーツを流用することで、GT4の水平対向6気筒がさらに進化、ドライサンプ、新しいバブルギア、チタン製内部コンポーネントを追加すれば、「より多くのパワーと高回転化が可能になる」といいます。
さらにシャーシを再調整し、新しいタイヤ、レース仕様のサスペンションコンポーネント、新しいエアロフィクスチャーにより、コーナーでのグリップ力が向上しているようです。
市販型のパワートレインは、「GT4」と「スパイダー」が搭載する4.0リットル水平対向6気筒エンジンの強化バージョンを採用。最高出力は450ps以上、最大500psとも噂されています。718ケイマン GT4 RSのデビューは最速で2020年内、もしくは2021年前半と予想されています。
(APOLLO)