■ブラック&ゴールド仕上げの内外装に、MT/MTA、左/右ハンドルを選択できる
欧州Aセグメントのハッチバックの中でも辛口な走りが堪能できるのがアバント「595」シリーズです。引き締まった足まわりとハンドリングには隙がなく、ちょっと走らせるだけでもホットハッチであることが伝わってきます。
FCAジャパンは、そのアバント「595」シリーズに、専用ボディカラーや特別装備により、内・外装をスタイリッシュに仕立てた限定車の「595 Scorpioneoro(スコルピオーネオーロ)」を限定200台で設定しました。
2020年11月7日から特設WEBサイトを通じて予約受付が開始されています。応募期間は11月21日(土)まで。
今回の限定車は、595シリーズの中でも目を惹くエクステリア、インテリアが用意されています。「595 スコルピオーネオーロ」は、1970年代にアバルトが手掛けた「アウトビアンキ A112 アバルト」の限定車「タルガ オーロ」にオマージュを捧げるモデルだそう。「タルガ オーロ」は、1979年にわずか150台だけがラインオフされ、ブラックのボディを引き立てるゴールドのアクセントカラーが特徴。
「595 スコルピオーネオーロ」は、コレクターズカーになった限定車の「タルガ オーロ」のコンセプトを現代風に再現したものとしていて、生産台数は世界限定2000台となっています。アバルト人気が高い日本へは200台が割り当てられます。なお、「スコルピオーネ」はアバルト好きならご存じのとおり、イタリア語で「サソリ」で、「オーロ」は金色を意味するそう。
ブラックを基調とした「595 スコルピオーネオーロ」の外観は、ゴールドのボンネットステッカーやボディに配されるゴールドビューティライン、ゴールド仕上げのアルミホイールといった具合に、ブラックとゴールドでコーディネイト。さらに、マットブラックのチェッカードルーフやブラック仕上げのブレーキキャリパー、ゴールドのロゴバッジなど、ディテールまでこだわりが貫かれています。
内装には、「Scorpioneoro」の刺繍、スコーピオンロゴをモチーフとしたカモフラージュ柄インサートを備えた専用スポーツシートが用意されるほか、ブラック仕上げの専用インパネや、センターコンソールには限定車のロゴプレートを配置。さらに、アメリカの「Beats」製オーディオシステムが特別装備され、ハイクオリティなサウンドも享受できます。
同限定車のトランスミッションは、「595 Turismo」がベースで、ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション(MTA)と5速MTを設定するほか、右ハンドルに加え、左ハンドルも用意されるなど、通常カタログモデルにはない仕様も選択できるのが魅力です。
価格はMTが368万円、MTAが379万円。なお、右ハンドルのMTは60台、MTAが40台。左ハンドルはMTが60台、MTAは40台設定されています。
(塚田 勝弘)