■レヴァンテのようなフロントエンドにBMWに似たテールライト
模倣で有名な中国メーカーですが、またまたお騒がせのクロスオーバーSUVが登場しました。
このモデルは長安汽車(Changan Automobile Co., Ltd)のフラッグシップ・ブランド、「Oshan」が7月の成都モーターショーにて公開した最新モデル「Oshan X5」です。
そのフロントマスクには、マセラティ「レヴァンテ」を彷彿させる薄型ヘッドライト、縦スリットの入ったアグレッシブなグリルが見てとれます。またリアエンドの湾曲した薄型LEDテールライトはBMWを模したデザインとなっています。
そのほか、ホイールアーチにクラッディングを装備しSUVらしさを演出しつつ、スピード感を感じるキャラクターライン、寝かされたリアウィンドウ、ルーフスポイラー、攻撃的リアデュフューザー、クロム仕上げのツインエキゾーストパイプなどを装備し、スポーティさもアピールされています。
キャビン内には、フルデジタル・インストルメントクラスタ、シャープなサラウンドを備える大型インフォテインメントスクリーンが配置されています。またシンプルなステアリングホイール、シート、センターコンソール、ドアパネル、クロムサラウンドのレジスター、赤と黒の2トーンレザーなども確認でき、エクステリアと違い独自性も感じられます。
パワートレインは、1.5リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載、最高出力は180hp・最大トルク300Nmを発揮、7速DCTと組み合わされ、駆動方式はFFとなります。
中国メーカーのパクリ問題は訴訟にまで発展するケースもありますが、今回もまた新たな火種になるかもしれません。
(APOLLO)