■Q3に続く「スポーツバック」は、Q5よりアグレッシブに湾曲したリアセクションが特徴
アウディのミッドクラス・クロスオーバーSUV「Q5」に新たに設定されるクーペSUV、「Q5スポーツバック」のプロトタイプが、ニュルブルクリンクて高速テストを開始しました。
アウディの5ドアクーペ/ハッチバックに与えられる「スポーツバック」の名称がQシリーズに与えられたのは「Q3スポーツバック」が初で、「Q5スポーツバック」がそれに続くことになります。
ニュルで捉えたプロトタイプは、まだカモフラージュも重く、デザインの詳細は不明ですが、Q5よりアグレッシブに湾曲したリアセクションを特徴とし、ルーフ、リアウィンドウ、リアクォーターパネルなどが新設計されています。また新しい8ポイントシングルフレームグリルやクラムシェルテールゲートデザインはQ5と共有するようです。
キャビン内はQ5と同様、10.1インチのMMIタッチディスプレイによる独立したインフォテインメントシステムを採用、写真のプロトタイプのメーターパネルは、アナログメーター+ディスプレイのようですが、全面ディスプレイのバーチャルコックピットの採用は確実です。またスマートフォンインターフェイスは標準で提供されます。
パワートレインは、最高出力261ps・最大トルク370Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン、ガソリンターボエンジン+マイルドハイブリッドのほか、3.0リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載する「SQ5スポーツバック」も設定される可能性がありそうです。
Q5スポーツバックのワールドプレミアは2020年内と予想され、市場ではメルセデス・ベンツ「GLCクーペ」やBMW「X4」と争うことになります。また、中国を除く全ての市場向けに同社のメキシコ工場でベースモデルと一緒に生産される可能性があるといいます。
(APOLLO)