■フェラーリ最後のV12エンジンとなる可能性も
フェラーリは、現在「812スーパーファスト」のハードコアモデルを開発していると思われますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
812スーパーファストは、ジュネーブモーターショー2017で「F12ベルリネット/F12tdf」の後継モデルとして初公開。その名が示す通り、最高出力800psを発揮するV12気筒エンジンを搭載するフェラーリ史上もっともパワフルなミッドシップモデルです。
捉えた2台のプロトタイプはどちらもダミーながら、攻撃的なエアロを装備しています。
デザインの詳細は不明ですが、フェンダーがワイド化されているほか、どちらのプロトタイプもエキゾーストパイプ周辺にエアアウトレットが新たに設けされています。また「AT01」のナンバーを持つプロトタイプには、助手席側下にケーブルを隠すダクトテープもみられます。
812スーパーファストのパワートレインは6.5リットルV型12気筒自然吸気エンジンを搭載。最高出力は800ps・最大トルク718Nmを発揮します。その一方、このハードコアモデルは排気量はそのままに最高出力が900ps以上も期待できそうです。
市販型の車名は「812 GTO」が有力で、これがフェラーリ最後のV12エンジンとも伝えられています。同社では2020年内に2つの新型モデルを発表するとアナウンスしており、もう1台は「SF90 Stradale Spider」と予想されます。
かつて「599 GTO」が599台の限定生産だったように、この812 GTOも限定モデルとなる可能性が高いと思われます。
(APOLLO)