日産とベンツの兄弟車が誕生する? 2014年のCクラスからベンツのエンジンが日産製に!

2012年1月8日、ダイムラーが『Daimler and Nissan to produce engines together in North America』と発表。Nissan USAからも同様の発表がされました。

 

今回の発表は、2014年から北米における日産のエンジン工場(テネシー州デガード)で、Cクラスの4気筒エンジンを生産するというもの。そのエンジンは、アラバマ州のダイムラー車両組立工場に供給されるということです。これにより為替による諸問題をクリアにするというのが狙いでしょう。

 

ルノー日産とダイムラーが株式交換をはじめ、総合的に協力体制となったのは2010年のことですが、いよいよその動きが具体的かつ活発になりつつあるようです。

 

さらに、メルセデスのプレミアムコンパクト・プラットフォームをベースとしたインフィニティ(日産の高級ブランド)のニューモデルが2014年に登場することも発表。前述した日産エンジン工場で生産される4気筒エンジンは、このインフィニティのニューモデルにも搭載されるということ。

 

明言はされていませんが、おそらくCクラスの兄弟的なインフィニティ(日産車)が生まれるわけです。

 

日本市場には投入されないでしょうが、ダイムラーとルノー日産のコラボレーションから、どんなプレミアムコンパクトが生まれるのか、いまから気になりませんか。

 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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