NSX-GTがまたも速さを魅せたGT500クラス。予選フロントローを独占!【SUPER GT 2020】

●開幕戦の雪辱を果たせるか?

例年よりも遅い梅雨明けを迎え真夏の暑さとなった8月8日、スーパーGT第2戦「たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE」が、開幕戦と同じ富士スピードウェイにて開催されました。

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スーパーGTの冠スポンサーでもあるARTAのGT500とGT300のマシンたち

未だに感染拡大の衰えない新型コロナウイルス感染症への対応として、開幕戦で導入された予選・決勝を日曜1日で行う1dayフォーマットに代わり、今大会は土曜日予選・日曜日決勝という通常通りのレースフォーマットでの開催となり、土曜日午前中には1時間30分+各クラス10分の練習走行が行われました。

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好調を取り戻した12号車。NISSAN勢最上位として決勝の走りにも期待したい

ここで速さを魅せたのは、開幕戦でも予選まで好調だった#100 RAYBRIG NSX-GT。トップタイムをマークすると2番手には#17 KEIHIN NSX-GT、そして#8 ARTA NSX-GTが4番手とNSX-GT勢が上位を占めます。

3番手には#12 カルソニック IMPUL GT-R、5番手にも#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが入り、GR Supra祭りとなった開幕戦の雪辱を果たすべくHONDA、NISSANの各陣営が気を吐きます。

一方、GR Supra勢は#38 ZENT GR Supraの8番手が最上位となりました。

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予選Q1をトップタイムで通過した牧野選手と100号車

そして迎えた午後。予選Q1では最後の30秒間に順位が目まぐるしく入れ替わる接戦となりました。そこでもトップタイムをマークしたのは100号車牧野任祐選手。

2番手には開幕戦で5位入賞を果たし、ブリヂストンタイヤ装着のスープラ勢ではウェイトハンデ最軽量の#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra中山雄一選手、そして同じくブリヂストンタイヤ装着の12号車平峰一貴選手が3番手に入り、3メーカーが入り乱れる展開に。

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8号車に続き予選2番手を獲得した17号車

続いて予選Q1の上位8台で争われるQ2では、午前中の練習走行でも好調だったNSX勢の2台、8号車野尻智紀選手と17号車塚越広大選手が早々に1分27秒台前半のタイムを出して暫定1位2位を確保します。そしてそのままこの2台のタイムを更新するマシンは現れずNSX-GTがフロントローを獲得。HONDA陣営にとっては翌日の決勝に向けて盤石の結果となりました。

この予選後、ポールポジションを獲得した野尻選手は「開幕戦の予選ではチームメイトの福住選手にコースレコードを出され、そのタイムを更新できなかった事が悔しい」と、今回のポールポジション獲得の原動力について話し、「予選より決勝を見据えたマシンセッティングなので、(明日の決勝が)楽しみ。この順位を守りたい」と決勝への意気込みを語ってくれました。

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ポールポジションを獲得した野尻智紀選手

3番手にはこの第2戦にスポット参戦でGT500デビューとなった阪口晴南選手のドライブする39号車、4番手には今大会好調をキープしている12号車佐々木大樹選手が入り、セカンドローまでを3メーカーが分け合う翌日の決勝がとても楽しみな予選結果となりました。

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予選3番手を獲得した39号車はスープラ勢トップの3番グリッドから決勝スタート

9日は11:40から20分のウォームアップ走行、そして66周で争われる決勝は13時スタートの予定です。

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8号車の決勝の走りにも期待しましょう!

(写真:吉見幸夫、松永和浩 文:H@ty)