■いよいよ観客動員での開催!
ピレリスーパー耐久シリーズ2020開幕戦「ピレリ スーパー耐久シリーズ 2020 第1戦 NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース」の観戦チケットが8月6日より発売開始となりました。
発売開始直後の午前10時にはネット受付の販売サイトが回線混雑によりつながりにくい状況となるなど、モータースポーツファンが観客動員による開催を待ち焦がれていた様子がうかがえます。
観客動員での開催といってもチケットの販売枚数は通常開催よりも制限され、なおかつ新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策を徹底させることなどが盛り込まれていることから、ピットウォークやグリッドウォークがどうなるのかなど、コンテンツの内容が未定となっている部分は否めません。
しかし決勝レース時にキャンプなどが楽しめるという24時間レースならではのお楽しみは生かされています。
また、感染拡大防止の一環としてパドックパスは発行されず、一般入場者のパドックへの立ち入りは制限されることとなりました。
■話題のマシンが盛り沢山のスーパー耐久2020
2020年のスーパー耐久は、話題のマシンが多いことでも注目を集めています。
7月30日に行われたスーパー耐久富士公式テストでもその雄姿を見せていたトヨタのGRヤリス。リアウィングの取り付け方法も進化して開幕までにかなりの熟成が期待されます。
GRスープラも7月30日のテストではフロントのスポイラーが大きく進化しているようです。GRスープラの参戦するST-1クラスは参加台数が少ないかもしれないと危惧されていましたが、レクサスRC Fやポルシェのカップカーなどが参戦する模様で、激戦となりそうです。
56年ぶりにサーキット仕様となったクラウンも注目の的です。
参戦台数も増えバラエティに富むのがFIA GT4のST-Zクラスです。
これまではAMGメルセデスとAUDI R8 LMS GT4のみであったGT4のドイツ勢にブランパンアジアのGT4クラスの覇者であるStudieがBMW M4 GT4で参戦!
また新規に参戦するマシンとしてアストンマーチン ヴァンテージ AMR GT4がD’STATION RACINGから参戦して注目を集めています。
昨年も大注目だったKTMは今年も健在。
ST-TCRクラスではCIVICやAUDI RS4などがしのぎを削ります。
バラエティに富むと言えばマツダのディーゼルマシンが今年も参戦。特にアクセラディーゼルはルーフをカーボンにして低重心化を図っています。
未確認情報ながら大会イメージガール「D’STATION FRESH ANGELS」のライトライブも行えるように調整中とのこと。
現在、国内唯一の24時間レースとなる「ピレリ スーパー耐久シリーズ 2020 第1戦 NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース」。注目の一戦に期待しましょう。
(写真・文:松永和浩)
【関連リンク】
スーパー耐久シリーズ 富士SUPER TEC 24時間レース
https://www.fsw.tv/motorsports/race/07/2020.html