トヨタRAV4が一部改良。ディスプレイオーディオとDCMを標準装備し、コネクティビティを強化【新車】

■パーキングサポートブレーキにより、駐車場などでのペダル踏み間違い事故を抑制

日本で復活を果たしたトヨタRAV4は、新型ハリアーと同じ「GA-K」プラットフォームを使い、走りの良さや3種類もある4WDなどによる機動力・ユーティリティの高さが魅力です。

トヨタ RAV4
2020年8月7日に一部改良を受けたトヨタRAV4

2020年8月7日、そのRAV4が一部改良を受けました。カローラ、ヤリス、ハリアーなど、トヨタが導入しているディスプレイオーディオの標準装備化がトピックスです。

いまや当たり前になりつつあるスマホ連携をメインとするディスプレイオーディオの採用に加えて車載通信機のDCM(Data Communication Module)も搭載され、「つながるクルマ」であるコネクティッドカーに変身しています。

トヨタ RAV4
ディスプレイオーディオの採用により、使い慣れたスマホ・アプリが表示、操作できる

ディスプレイオーディオは「SmartDeviceLink」対応のスマホアプリ(TCスマホナビや音楽・ラジオのアプリなど)、「Apple CarPlay」「Android Auto」のマップ・電話・メッセージ・音楽アプリをディスプレイオーディオ上で操作・使用できるもので、運転中もハンズフリー通話や音声による機能操作が可能になっています。

トヨタ RAV4
トヨタRAV4のインパネ

また、こちらもトヨタが積極的に推進している先進安全装備の強化も図られています。

駐車場などでのアクセルとブレーキの踏み間違い、あるいは、アクセルの踏み過ぎなどで起こる衝突被害の軽減に貢献するインテリジェントクリアランスソナーの「パーキングサポートブレーキ(静止物が対象)」を全車に標準装備。さらに、車両を上から見下ろしたような車両全周囲の映像をディスプレイオーディオに表示し、後方視界や目視しにくい周囲の安全確認をサポートするパノラミックビューモニターを設定(G“Z package”、G、HYBRID Gに標準装備。Adventureにオプション)するなど、装備がより充実化されています。

一部改良を受けたトヨタRAV4の価格は、274万3000円~402万9000円。

2020年1月〜6月までの登録車販売ランキングで15位に入っているRAV4。ハリアーと迷う方もいそうですが、今回の一部改良がさらなる販売の後押しに寄与するか注目です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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