3代目スイスポの発売は12月13日に決定! 【東京モーターショー2011】

2005年9月に登場した先代モデルから数えて6年ぶりの登場となる3代目スイスポ。今年3月のジュネーブショーに出展されたコンセプトモデル以来、既に9ヶ月が経過。スイスポFANは長らくお待ちかねといったところでしょうか。東京モーターショー出展後の12月13日に発売となるそうです。(CVT仕様は1月27日発売)

開発コンセプトは「The sporty flagship」。3ドア版の市販モデルは9月のフランクフルトモーターショーでお披露目済みですが、今回国内発売となるのは先代モデル同様5ドアモデル。

早速、車両諸元を新旧で比較してみましょう。( )内は新型CVT

サイズ
全長×全幅×全高:3765×1690×1510mm → 3890×1695×1510mm
ホイールベース:2390mm → 2430mm
トレッド前/後:1460/1470mm → 1470/1475mm

車両重量
1060kg → 1050kg(1070kg)

エンジン
種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1586cc
ボア×ストローク:78.0mm×83.0mm
圧縮比:11.1 → 11.0
最高出力:125ps/6800rpm → 136ps/6900rpm
最大トルク:15.1kg・m/4800rpm → 16.3kg・m/4400rpm

シャシー 
駆動方式:FF
タイヤサイズ:195/50R16 84V → 195/45R17 81W
サスペンション形式(前):マクファーソンストラット式
サスペンション形式(後):トーションビーム式
トランスミッション:5MT → 6MT(CVT)

燃料タンク容量:43L → 42L
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン → 無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:14.8km/L(15.6km/L)

車両価格:162.75万円 → 168万円(174.8万円)

ボディサイズが大きくなって居住性が改善された割には車両重量は逆に‐10kgの減量。エンジンは+11ps、+1.2kg・mパワーアップされており、より高回転型、且つより低回転で最大トルクを発生するようにファイン・チューニングされています。

足回りでは先代に続きテネコ社製「モンロー」のショックアブソーバーが装着されており、フロントサスは大径化したストラットにリバウンド・スプリングを内蔵、乗り心地を犠牲にすることなくロールを低減させている模様。

タイヤサイズは17インチにアップされ、6速ミッション採用、レギュラーガソリン仕様になった事など、ざっと比べてみただけでも魅力的な内容となっているようです。しかもお値段は+5万円強と微増に留められています。

今回のスイスポも2代目以上に人気が出そうなアイテムが揃っていると言えそうです。当初、VW  Polo GTIの強力なエンジンを載せるとの噂も有ったようですが、昨今のVWとの提携解消問題でそれも叶わぬ夢に。

ジュネーブショー出展のコンセプトモデル

これを機にVW対抗バージョンとして外観をジュネーブショー同様のワイドフェンダー、サイド・リヤバンパーにエアダクトを設けたターボ搭載版のハイパワーモデル、「スイフト・スポーツR」の登場を期待したいところ。スズキさん、一年後あたりで如何でしょうか?

コンセプトモデルのリヤビュー

それと今回、発売前に既に「2011年度グッドデザイン賞」を受賞しているのも見逃せません。

こちらも併せてお読み下さい。 https://clicccar.com/2011/11/11/80313

(Avanti Yasunori )

【画像がすべて見られない方は>>> https://clicccar.com/86636

スズキ スイフト・スポーツのHPはこちら

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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