ヒョンデ「パリセード」次期型はホンダ・パイロットが標的!? 1枚の曲面ディスプレイを激写!

■サンタフェ同様にエッジの効いた独特デザインを与える可能性

ヒョンデの大型クロスオーバーSUV、「パリセード」次期型プロトタイプを捉えるとともに、そのキャビン内を激写しました。

ヒョンデ パリセード 次期型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ パリセード 次期型プロトタイプ スパイショット

スウェーデン山中で捉えたプロトタイプは、ボディ全体をカモフラージュしていますが、次期型ではブロック状の新しい外観で、2024年のサンタフェを踏襲する可能性がありそうです。また内装には、より曲面ラインを取り入れるようで、センターコンソールの上部と下部、およびドアパネルに顕著に表れています。

ヒョンデ パリセード 次期型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ パリセード 次期型プロトタイプ スパイショット

キャビン内のハイライトは、完全に新設計された1枚の曲面ガラスで、2つのワイドなディスプレイが見てとれます。おそらく、12.3インチユニット(ひとつはインストルメントクラスター用、もうひとつはインフォテインメント用)をサンタフェと共有する可能性が高いです。

新設計のステアリングホイールは、最新のランドローバーで使用されているものに似ていることがわかります。まだ隅々まで見ることはできませんが、3列キャビンは、より優れた素材、洗練されたビジュアル、最新のテクノロジー機能を備え、以前よりもはるかに優れていることが予想されます。

サンタフェ2024モデルは、その大胆で型破りなデザインのおかげで大きな注目を集めていますが、前述したとおり、パリセードにも同様にエッジの効いた独特のデザインを与える準備を進めていることが予想されます。

プロトタイプからは、現行モデルに比べてフロントがややアップライトになっていることがわかります。また、かなり特徴的なLEDデイタイムランニングライトを装備。先代と同様に大型のグリルを継承し、Aピラー、ルーフ、サイドウインドウの形状は2024年型サンタフェに酷似しています。

側面では、丸いホイールアーチを備えていますが、量産モデルではサンタフェを反映して四角いフェンダーフレアを採用する可能性もありそうです。次期型では、パッケージングが更新され、特に現行モデルよりもホイールベースが長くなった別のプラットフォームに移行すると思われます。

この変更により、ヒュンダイは室内空間を拡大できるだけでなく、新しいパワートレインの導入も可能になります。おそらく、2.5リットルのハイブリッドシステムを導入、初代モデルの3.8リットルV6に代わる3.5リッターV6ターボチャージャーがラインナップされ、どちらのユニットも8速オートマチックトランスミッションと組み合わされるでしょう。駆動方式は、前輪駆動と全輪駆動が用意されるものと思われます。

第2世代となるパリセードの登場は、2025年中盤以降と予想されます。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる