■Aピラー付け根のハイビームは削除、スリムなLEDライトバーが配置
ある意味でフィアット伝説となっている「ムルティプラ」のネームが復活するのではないか?という情報を入手、早速Maltese Designに協力を得て予想CGを制作しました。
ムルティプラは1998年に登場。ロービーム用ヘッドライトユニットは一般的なグリル両サイドに配置されていましたが、ハイビーム用ヘッドライトをAピラー根本に装備。まるで生き物のようなレイアウトは全世界に衝撃を与え、メディアから「世界で最も醜い車」と揶揄された、ある意味伝説のモデルです。
制作された予想CGは、スリムなグリル両サイドにLEDリングを配置。Aピラー付け根のハイビームは削除され、変わりにスリムなLEDライトバーが配置されています。EVのため、バンパーに大型グリルはなく、コーナーにコンパクトな給気口を装備しています。
2列6人乗りレイアウトは維持されますが、オリジナルの1.6リットルエンジンは時代遅れのため、床に設置されたバッテリーパックと、電気モーターを備えたミニバンが予想されるといいます。
ムルティプラが復活すれば、愛好家やそのユニークなデザインを懐かしむ人たちの関心が高まることは間違いないでしょう。
商業的に成功するかどうかは、市場の需要、技術の進歩、消費者の好みなどの様々な要因に依存するため不確かではありますが、電気自動車やレトロなスタイルへの関心が高まっていることから、注目を集める可能性があるはずです。