アウディ「S5スポーツバック」新型、セダンと統合で一石二鳥狙う

■3.0リットルTDI V型6気筒を採用、最高出力は400psへ向上か

アウディは現在、新型モデルの命名法を刷新を計画中です。偶数番号のモデルは段階的にピュアエレクトリック(BEV)に移行しますが、生まれ変わる「S5 スポーツバック」プロトタイプをカメラが捉えました。

アウディ S5 スポーツバック 新型プロトタイプ スパイショット
アウディ S5 スポーツバック 新型プロトタイプ スパイショット

ICE(内燃機関)を搭載するA4の後継モデルは「A5シリーズ」となりますが、新型では「S4セダン」と現在の「S5スポーツバック」の両モデルの代替え品として新設計され、まさに「一石二鳥」を狙うことになります。

アウディ S5 スポーツバック 新型プロトタイプ スパイショット
アウディ S5 スポーツバック 新型プロトタイプ スパイショット

スカンジナビアで捉えたプロトタイプは、後ろに流れる「スイープバック」ヘッドライトを装備、薄くワイドなキドニーグリルが採用されています。

また、垂直方向のエアカーテンと、大型の中央インテークを備えたアグレッシブなバンパーも確認できます。

側面では、フラッシュマウントのドアハンドルを装備、上向きに広がるベルトラインや、緩やかに傾斜したルーフが見てとれます。

リアエンドは、部分的に雪で隠されていますが、スリムなLEDストリップでつながって見える細いテールライトが見えます。バンパーには円形のクワッドエキゾーストパイプがインストールされており、「S」であることがわかります。

アウディ S5 スポーツバック 新型プロトタイプ スパイショット
アウディ S5 スポーツバック 新型プロトタイプ スパイショット

インテリアには、自立型のデジタルインストルメントクラスターと、大型のインフォテインメントシステムが搭載される可能性が高いほか、新設計のフラットボトムステアリングホイールと、ミニマルなシフターも期待できます。

量産型では、現行のMLB Evoプラットフォームのアップデート版を搭載すると予想されています。 これはプレミアムプラットフォームCombustion (PPC)として知られており、電動化を念頭に置いて開発されました。

とはいえ、欧州仕様では、おなじみの3.0リットルTDI V型6気筒を採用すると思われ、最高出力は400psを発揮するとも噂されており、0-96km/h加速は4.5秒から4.3秒へ向上すると予想されています。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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