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■シドニーWTACのPRO AMクラス優勝マシンが筑波に来た!
2024年2月17日(土)に筑波サーキットで開催されたタイムアタックの一大イベント「SHIBATIRE presents Attack Tsukuba 2024」。ここにアメリカから挑戦に来たマシンが話題を呼びました。
「Qartoumy Racing Corvette」というこのシボレーコルベットC6ベースのチューニングマシンは、2023年9月1日(金)~2日(土)にオーストラリア・シドニーで開催されたワールドタイムアタックチャレンジ(WTAC)2023に出場し、Feras QartoumyさんのドライブでPRO AMクラスで優勝しています。
そんなマシンが日本にやって来て「SHIBATIRE presents Attack Tsukuba 2024」に挑戦したのです。
●エンジンルームに納まりきらないツインターボ
フルカーボンボディだったり、どデカいV8エンジンだったりと、いろいろとトピックがあり過ぎるQartoumy Racing Corvetteですが、見た目で一番特徴的なのがフロントタイヤの後ろにあるタービン。
タービンが大きいのと、タービン自体の冷却のために、エンジンルームに入れることが出来なかったとのことで、ギャレットのタービンがむき出しとなっています。
●最高出力1300psの化け物マシン
むき出しのタービンなどのおかげで、最高出力は1300psと言われます。そんなハイパワーマシンは走る姿も大迫力。
午前と午後の2回の走行でしたが、ベストラップはまだ路面温度が低かった午前の走行時でした。
そのタイム、なんと51秒231!
この日の走行では2番手に2秒以上の差をつけての一番時計です。そして、筑波サーキットTC2000の歴代タイムアタック史上、3番目のタイムとして記録されました。
1月からTC2000の様々なタイムアタック系の走行会に参加して走り込んでいたとはいえ、初年度でこのタイムは驚愕と言えるでしょう。
現在、ファイヤー安藤さんがESCORT EVO9で出した50秒切りの49秒89が筑波サーキットTC2000最速タイム。これを超える日がやって来るかどうか? 楽しみなところです。
(写真・文:松永 和浩)
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