「ホンダコレクションホール」が2024年3月1日にリニューアルオープン! ホンダの過去、現在、未来の挑戦が分かる展示へ

■「HondaJet Elite II」の実物大インテリアモックアップモデルに乗り込むことも可能

栃木県にある「モビリティリゾートもてぎ」は、鈴鹿サーキットとともに、ホンダが100%出資するホンダモビリティランドが運営している施設です。国際レーシングコースだけでなく、グランピング施設やホテル、カフェ、レーシングカート場など、家族で1日楽しめるスポットです。

2024年3月1日にリニューアルオープンする「ホンダコレクションホール」
2024年3月1日にリニューアルオープンする「ホンダコレクションホール」

ホンダの歴史を伝える施設「ホンダコレクションホール」は、鈴鹿サーキットランド内に1993年に設立され、その後、1998年に当時の「ツインリンクもてぎ」に移設されました。

同ホールは、車やバイクをはじめパワープロダクツなどの製品やレーシングマシンを展示し、2023年に25周年を迎えています。

今回のリニューアルでは、同社が紡いできた「夢と挑戦の物語」を体感できる展示に進化します。創業以来の軌跡が記されたパネルが各階に設置され、音声ガイドやスタッフによるツアーとあわせて、ホンダの哲学や歴史を視覚、聴覚で体感できるようになります。

2024年3月1日にリニューアルオープンする「ホンダコレクションホール」
2024年3月1日にリニューアルオープンする「ホンダコレクションホール」

また、1階のエントランス正面には、「ジャパンモビリティショーショー2023」でも注目を集めた小型ビジネスジェット機の「HondaJet Elite II」の実物大インテリアモックアップモデルを展示。機内への乗り込みも楽しめます。

そのほか、最新のパーソナルモビリティ「UNI-ONE」の試乗体験など、Hondaのモビリティに実際に触れられる展示も新たに追加されます。

製品展示コーナーでは、時代ごとにフロアが4つに分けられ、その時代の特徴がわかりやすく展示されます。

二輪車、四輪車、パワープロダクツ、HondaJetと、ホンダの幅広い製品、レーシングマシンの展示に加え、新たに音声ストーリーガイドを用意。スマホや貸出用の機器で二次元コードを読み込むことで、同社の「夢と挑戦の物語」が楽しめます。

2階の南フロアでは、ホンダの創業期の夢と挑戦の物語を見ることができます。浜松の小さな町工場で開発された自転車用補助エンジンから始まり、汎用事業開始、マン島TTレースへの出場、スーパーカブの発売、F1初参戦など、ホンダの幕開けの時代が紹介されています。

2階の北フロアでは、四輪市場への本格的な参入を果たし、F1に再び挑戦し勝利を重ねたホンダF1の最強時代を彩る製品、マシンを展示。初代シビックやCVCCエンジン、二輪のロードレース世界選手権やF1第2期に参戦したレーシングマシンなどを見ることができます。

3階の南フロアでは、新しい製品が次々と誕生した時代の裏側にあった、壁や逆境に立ち向かう挑戦の物語を紹介。ホンダ初の3ナンバーサイズセダンであるレジェンド、新世代スポーツカーとして登場したNSXの開発の裏にある物語を知ることができます。

音楽グループ「JPCO (Japan Popular Classics Orchestra)が演奏したオリジナル楽曲を、各フロアの背景音楽(BGM)として再生
音楽グループ「JPCO (Japan Popular Classics Orchestra)が演奏したオリジナル楽曲を、各フロアの背景音楽(BGM)として再生

同じく3階にある北フロアでは、ASIMOなどロボティクス技術の研究開発、航空機の世界への新規参入など、ホンダの新たな価値創造への挑戦の物語をピックアップ。創業からの想いはそのままに、領域を広げて夢の実現へと突き進んでいくホンダの挑戦を実感できるのです。

そのほか、企画展も用意されます。コレクションホールでは、年間3回、「ガレージコレクション」と称し、常設展では展示しきれない製品を蔵出。2階と3階の渡り廊下で展示されます。リニューアルにあわせ、2024年3月1日(金)より、歴代CBシリーズを一挙に公開する「CBヒストリー Part1」企画展が開始されます。

開かれたコミュニティーの場として活用できる「ライブラリー&デザインギャラリー」も新たに設けられました。

ライブラリーでは、さまざまな二輪車、四輪車に関する雑誌を見ながら休憩スペースとして利用できるだけでなく、ワークショップスペースとしても活用することが可能。デザインギャラリーには、同社のデザイナーが描いた製品のデザインスケッチ、モビリティのアート作品が展示されます。

また、新進気鋭の作曲家・久保田千陽氏によって制作され、インストゥルメンタルの音楽グループ「JPCO (Japan Popular Classics Orchestra)が演奏したオリジナル楽曲が各フロアの背景音楽(BGM)として再生されています。時代に沿った4つのテーマからなるコレクションホールオリジナルサウンドも聞き逃せません。

■ホンダコレクションホール 概要
●住所:栃木県芳賀郡茂木町大字檜山 モビリティリゾートもてぎ内
●営業時間:10:00-16:30(季節によって変動あり)
●入場料:無料(別途モビリティリゾートもてぎへの入場料・駐車料必要)

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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